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インタビューの文をあれこれと悩んでるうちに、とうとうU−20戦の日が来てしまった……。
ここのところは帝襟さんの仕事を手伝ったりU−20戦に向けての資料を作ったりで、選手とめっきり関わらなくなる日々が続いていたのだが、
久しぶりに見るみんなは、顔つきも、体格も全て成長していた。試合15分前だというのに表情は不思議と落ち着いていて、慌ててる私が馬鹿みたいに見えてくる。
だけどやっぱりその瞳の中からは、しっかりとみんなの勝利への意志が伝わってきた。
人でぎゅうぎゅうに埋まったスタジアムを見て、私の方が緊張して気持ち悪くなってしまったくらい。
「……オイ、顔死んでんぞ」
こんな風に、心配させてしまったり。
『糸師くん……は、随分ケロっとしてるね』
「あ？俺はカエルじゃねぇ」
こんな天然ボケにも、今や苦笑いしか返せない。
マネージャーである私がこんなこと絶対思っちゃいけないんだろうけど、もしも、もしも負けたら……
ブルーロックは強制終了となり、世間の叔父さんへの風当たりも強くなるだろう。モニターの前に張り付く姿や選手たちの特性まとめたりする姿は、誰よりもみんなのサッカーを見つめてるのが伝わってきた。
どんな利益をもたらすかじゃない、ただ、勝つための。みんなを勝たせるためのサッカーを、叔父さんはここのところ寝る間を惜しんで毎晩考えていた。
帝襟さんだって、みんなが快適にサッカー出来るように日々設備の充実さや、どうしたら上手くプロジェクトが回るかを毎日考えてる。
それがもしも負けたら二人の想いは儚く燃え尽き、みんなのここまで必死に頑張ってきた努力も中途半端な形で終わってしまう……。
泣いても笑っても、たった一回の勝負で全てが決まる。
試合開始を知らせるホイッスルに、衝動的に耳を塞ぎたくなった。
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ごりらに憧れてます - ちょっと控えめに言って神です。語彙力めちゃ高ですし……小説家なれると思います。応援してます！！最高でした〜 (1月19日 7時) (
レス) @page43 id: 930e13de40 (このIDを非表示/違反報告)
黎明(プロフ) - 話の構成が上手すぎて引き込まれました…！神作品を有難う御座います！ (10月10日 13時) (レス) @page22 id: 96c5df6fb7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨、ときどき猫。 - 私、最後の「彼との幸せな〜」を呼んだ瞬間、大泣きしました。枕に顔うずめてたら親に笑われました（笑）本当に心が温かくなる話でした！これからも投稿頑張ってくださいね！ (6月5日 21時) (レス) @page49 id: 5c49e2991a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - すっごい泣きまた！本当に素晴らしい作品をありがとうございます！ (5月21日 0時) (レス) @page49 id: e67944ae95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾋﾗｺ - 素敵なお話をありがとうございました。ツナさんの暖かい気持ちに感動しました。生きることは決して楽しいこと、美しいことばかりではないけれども、それらはいつか糧となり実を結ぶのだと思います。私もいつか生きていて良かったと思える日が来るよう今を生きます。 (2023年4月2日 2時) (レス) @page49 id: 488b484064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2023年1月28日 16時
