5話 ページ6
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『あのねっ…ｸﾞｽｯ』
ころん
「うんうん」
ころちゃんはずっと背中をさすってくれている。
『私っ、お母さんを事故で亡くしたのっ…』
ころん
「うん、うん…」
『そのねっ、お母さんの形見のキーホルダーを
クラスの女の子たちに盗られたのっ…ｸﾞｽｯ』
ころん
「えっ…ひどっ…」
『うぅっ…悔しいよっ…ころちゃんっ…ｸﾞｽｯ』
ころん
「………」
『なんでっ…私ばっかっ、こんな目に遭わなきゃいけないのっ…』
『もう無理だよっ…ｸﾞｽｯ
死にたいよっ…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ』
ころん
「…A」
『ｸﾞｽｯ、なぁに、ころちゃんっ…？』
ころん
「負けないで」
『えっ…？』
ころん
「負けちゃだめ。
簡単にそんなこと口にしちゃだめ」
『だ、だって…』
ころん
「悔しいんでしょ？
負けていいの？」
ころん
「そんな奴らに負けていいの？
死んだら負けるよ？」
『っ…！』
ころん
「Aは今のまんまでいいの？」
『っ、いやだっ…』
ころん
「じゃあ変わろう。
自分の気持ちに素直になってみよう？」
『す、なおに…』
ころん
「明日、頑張ってそいつらから
キーホルダー返してってもう一度言ってみない？」
『でもっ…』
ころん
「怖いのも、辛いのも、頑張ってるのも
僕は全部知ってる」
ころん
「でも、一歩前を踏み出してみない？」
『…うん、、！』
ころん
「負けたっていい。
負けたって大丈夫。
僕がついてるから」
『う、うんっ…ｸﾞｽｯ』
ころちゃんの言葉で
また涙が溢れてくる。
ころん
「ﾆｺｯ…よし！この話は終わり！」
ころん
「ほら涙拭いて」
ころちゃんは服の袖で
私の涙を拭ってくれた。
『ｸﾞｽｯ、ありがとう、ころちゃん…！』
ころん
「明日頑張ってね」
『うん！頑張る！』
私がそう言うと、
ころちゃんは哀しそうな顔をした。
『ころちゃん？どうしたの？
哀しそうな顔して…』
ころん
「えっ、そう？なんでもないよw」
『そう、、？』
ころん
「僕、そろそろ帰らなきゃ。
またね！A！」
『う、うん、！またね！』
ころちゃんは走って
家の方向へ向かっていった。
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あめ - ころちゃんがかっこよすぎます✨ (10月25日 12時) (
レス) @page14 id: 80ecbd05fa (このIDを非表示/違反報告)
病み少女(プロフ) - 玲夜_パスフラ(ころジェル推し)さん» えぇ…！！嬉しすぎます😭✨ありがとうございますm(*_ _)m (2023年4月6日 20時) (レス) id: ae16366adb (このIDを非表示/違反報告)
玲夜_パスフラ(ころジェル推し) - あの、、、面白かったです。泣きました(笑)昔から病み少女さんの小説は見ていて一番好きな作者さんでした。これからも応援するのでがんばってください！ (2023年4月6日 11時) (レス) @page14 id: 3b6ff618e2 (このIDを非表示/違反報告)
病み少女(プロフ) - アスさん» めっちゃ嬉しいです✨ありがとうございます！ (2022年11月2日 23時) (レス) id: ae16366adb (このIDを非表示/違反報告)
アス - 私、この作品が一番好きです！凄く感動しました！何回でも見れちゃいます！...ｗ (2022年10月31日 17時) (レス) id: 42fce61e3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：病み少女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1346/
作成日時：2022年7月11日 3時
