海賊世界からやって来た

第３４話 嘘 ページ35

カ「……はぁー…あのねぇ…」


ギュ


『！！』


カ「そんな嘘憑かれても、俺がどれだけAの事好きだと思ってるの」

『っ！離せｯｯ！！』


カ「嫌だと言ったら？」


『私は汚れてるんだ！！過去に私は大切な人をどれだけ失ってきたか！！だからもう誰も失いたくない！！お前とナルトまで居なくなったら私はｯｯ……』




『私は生きていけないんだｯｯ……！！』



カ「似てるね俺達」


そう言うとニッコリと私に笑顔を向けるカカシ


カ「俺ももう何人目なんだろうなぁ……数え切れないほどの仲間を切り捨ててきたんだ」


そう、虚ろな目をしながら私に伝えた


『ｯｯ！………なんで私が嘘をついてると分かった……』


カ「Aが嘘をつく時は必ず目が一瞬上を向く」

戦闘では欠かせない"観察力"

それが今貢献したって事かよ……



『………もう分かった』






『分かったから離れてくんねぇ？……あそこ当たってる』


カ「Aがやっと女の子らしくなったからね。可愛くてまたおっきくなっちゃった」


『今日はもうしねぇからな』


カ「"今日は"って事はまた俺に抱いて欲しいのかな？ん？」



こいつに嘘はつけない



こんな想いをしたのも初めてで


でもカカシが私を求めてくれるから




『また抱いて欲しい』

カ「ｯｯ！」









『好きだカカシ』


正直な気持ちを伝えてやる

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