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第21話 独り ページ21

ナ「家に帰ったらA姉ちゃんが居るけど、アカデミーではずっと独りで……だからあの時、戦利品を持ってくれば仲間にしてやるって……っ……言われ……てっ……俺ってばっ…」ポロポロ

『…………』


私の頭の中で何度もリピートされた



"寂しかった"



いつもは帰ってきてから楽しそうにアカデミーでの出来事を話してくれた

でもナルトは、誰かの名前を出して"楽しかった"などと話したことは1度もない

いつも自分の話をしていた

そこに私はどうして気付かなかったのか


ナ「ごめんなさいっ……俺……っ?!」

カ「!?」

イ「ちょっ……」


私は


『………』ポロポロ


悲しくなった

そのせいで、涙が出てきた

泣いたのは何時ぶりだろうか?


ギュッ


『気付いてあげられなくて、ごめんっ……』


なぁエース


"お前は俺に生きてて欲しいのか……?"


ガキの頃、お前もこんな気持ちだったのか?


イ「……今回の件は担任である俺の責任でもあります。もっと生徒と、ナルトと向き合っていくべきでした。」


先生は私を見てから、深々と頭を下げた


イ「本当に……申し訳ありませんでした。カカシさんにもこの度は助けて戴いて…」

『!!』


何でカカシまで……


カ「………たまたまですよ。」

『…………カカシ、先生』


私はナルトから離れて、涙を拭き取り

そしてさっき先生がやっていたように、深々と頭を下げた


『ナルトを助けて戴き…本当に、ありがとうございました。これから私もしっかり子供と向き合っていきます。』

イ「はい!明日の授業参観も、是非来て下さい!」

『……言われなくとも、そのつもりです。この詫借りは、また今度返します』

イ「いやいやっお詫びなんて……」

『いや、返させてくれ。先生には感謝してもしきれないんだ。カカシ、お前もだからな?』

カ「はいはい」

『ナルト。帰るぞ』

ナ「俺ってば、これから先生とラーメン食べに行く約束だってばよ!」


先生と?



イ「……すみません、先程このような話に…」

『構いませんよ』

イ「!!」

『ナルトを宜しくお願いします』

ナ「やったー!!先生早く行くってばよ!」

イ「分かりました、食べたら直ぐに送り届けます。では、これで失礼します」


そう言って先生はナルトに引っ張られて教室を出た


カ「……じゃあ俺達も帰りますか」

『……あぁ』


__ _ ___ ___ __



ナ「イルカ先生どうしたってばよ?」


イ「(こ、怖かった……)」

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FGO(プロフ) - チーズケーキさん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂きこの駄作者、嬉しさで目から汗が出そうです!今リアルで少し忙しくなってきたので亀更新ですが読んで頂いている読者様達の為にも頑張りますね!! (2019年4月21日 10時) (レス) id: cee4ec6d48 (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年4月21日 8時) (レス) id: d3b3df4a73 (このIDを非表示/違反報告)
FGO(プロフ) - 雪華さん» はい!駄作品ですが、精一杯頑張らせていただきます! (2019年2月10日 17時) (レス) id: cee4ec6d48 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - こちらこそすいませんでした。最新頑張って下さいね。 (2019年2月10日 15時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
FGO(プロフ) - 雪華さん» 考えておくと伝えたのに本当に申し訳ないです (2019年1月22日 6時) (レス) id: cee4ec6d48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:FGO | 作成日時:2019年1月12日 22時

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