第2話 気がつけば ページ2
重い目蓋を開ける
すると、目の前には青空
『……』
こんな目に遭えば、人は動揺するのだろうか?
いや、私は冷静だった
この目の前の状況をすんなりと受け入れられた自分の方が驚きだ
上半身を起こすと、視界が変わり、目の前にはたくさんの人や建物
そして私が今いる場所は
『……なんだこの岩……?』
たぶんこれは人の顔
岩で作られた顔だ
すげぇな……こんなことできんのか
『……』
懐に入れていた私の財宝は、違うものに変わっていた
丸い形をした……あ、もしかしてこの世界で使う金か?
服装も変わっている
珍しいもん着るんだな……
私は大体のことを把握して
そこから飛び降りた
え……?だって歩いて下りるとか
だるいことしねぇし
めんどくせぇし←
スタッ
『これ、お金なら使えるよな……?』
まずは飯でも食いに行くか
………………
………………………………………
…………………………………………………………………
『住む場所ねぇじゃん……』
最悪、野宿となる
雨の日とかどうすんだよ
ヤバイだろ
「こらァァァ!!!またお前か!!!」
遠くの方から何かが聞こえた
『……これは』
走って声のした方に行ってみると
建物にはたくさんの落書きが
そして私の隣を走って通り過ぎる金髪の少年
『……芸術的だな』
ガキにしてはこの絵は上手いな←
後ろを振り返り、少年の後ろ姿を見つめる
それを、子供の頃のルフィと重ねた
「全く……毎日毎日」
「あんなやつ、早く何処かで飢え死ねばいいさ」
「えらい迷惑だ。全く…」
そんな言葉が飛び交うなか
私は歩き続けた
町?を歩けば少年の悪口ばかり
だが私は、少年のことを、エースやサボ、ルフィと重ねて見ていた
『おっさん。ラーメン一丁』
"一楽"と書かれたラーメンの屋台みたいなやつ←
「あんた、ここらじゃ見ねぇ顔だなぁ……」
『遠いところから来たもんでね……ん、うめぇ』
「はっはっ!そうかい!あんたみたいなべっぴんさんは中々居ないもんでなぁ!」
『お世辞はいいよ。それより、あのチビは?』
「チビ?」
『金髪の、さっき皆が騒いでたぞ?』
「………」
突然黙りこむおっさん
「……あいつの名前はナルトだ」
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FGO(プロフ) - チーズケーキさん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂きこの駄作者、嬉しさで目から汗が出そうです!今リアルで少し忙しくなってきたので亀更新ですが読んで頂いている読者様達の為にも頑張りますね!! (2019年4月21日 10時) (レス) id: cee4ec6d48 (このIDを非表示/違反報告)
チーズケーキ - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年4月21日 8時) (レス) id: d3b3df4a73 (このIDを非表示/違反報告)
FGO(プロフ) - 雪華さん» はい!駄作品ですが、精一杯頑張らせていただきます! (2019年2月10日 17時) (レス) id: cee4ec6d48 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - こちらこそすいませんでした。最新頑張って下さいね。 (2019年2月10日 15時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
FGO(プロフ) - 雪華さん» 考えておくと伝えたのに本当に申し訳ないです (2019年1月22日 6時) (レス) id: cee4ec6d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:FGO | 作成日時:2019年1月12日 22時