海賊世界からやって来た

第２８話 気持ち ページ29

あの後、一通り試験は終了した

そして今、帰ろうとしている所


不合格者はナルト



1人だけだった


ナ「………」


そして先程からこの有様

無言が続いた


『……なぁナルト』


ナ「…………？」

『朝言ってた、取っておきの凄い場所、教えてくれないか？』


ナ「………ってば………」

『？ナル…』


ナ「俺ってば、ちゃんと練習したってばよ！！皆に負けないように！！馬鹿にされないように！！なのにどうして俺ばっかこんな目に合わなきゃならないってばよ？！俺は…」
『うるせぇ』


私はナルトの頭を軽く叩いた


『近所迷惑だ。道のど真ん中で止まって叫んだら駄目だろ？』

ナ「……でも……」


『いいかナルト。


私は言い訳を使う奴は嫌いだ。自分のやった事を否定するやつもな。』

ナ「！！ 」




『けれど、素直で正直な奴は好きだ。

お前はそう言うけれど、練習は無駄にしていないはずだ。

今日が駄目なら次に活かせばいい。


人は、感情に流されやすい。


だからこそ、私も、お前も、精神の"覚悟"が必要だ。


大丈夫だ。ナルト、お前なら絶対出来る

だからこれ以上責めるなよ？』



ナ「……ｯ……へへっ、当たり前だってばよ！」




今日はご褒美に凄いやつ作ってみるか

『ほら、はぐれるからな。手出せ』

ナ「おう！」

ギュッと私の手を握るナルト






明日はミコトさんの家だな……約束したんだっけ




今日中に準備でもしてるか……

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