貴女「あんたたちなんか大っ嫌い！」白澤・鬼灯「それはこっちのセリフだよ！/です！」

第二十話　知らない ページ21

＊【side桃太郎】




あぁぁぁあ！

俺もうしらないよ？！



勝手に飲むからこんなんになるんですよ！


Aさんが飲んだのは
白澤様が作っていた『どんなにお酒の強い人でも飲めば酔っ払う酒』


白澤様曰く


「作ってる理由なんて1つでしょ、あの龍神と鬼神をこらしめるためだよ」


らしい。



なにやってんだコイツ仕事しろよ


とか思ったけど。


本当なにやってんだアイツ！


上司だけど！上司だけど！！




貴女「お前も飲めよぉ」



あぁ！ちょ、何鬼灯さんに飲まそうとしてんスか？！


あ、鬼灯さん顔怖いぃぃぃぃ！！




貴女「飲めよってぇ〜」




もう本当知りませんから。


よし。部屋を出よう。




鬼灯「どこ行く気です……ガボッ」



貴女「やっと口開いたなぁ？さぁ飲めぇ！」




怖えぇぇぇぇぇ！


絶対悪意あるだろ？！Aさん！




鬼灯「…………」




あれ？鬼灯さん何も変わらない？


え、もしかして効いてない？




桃太郎「ほ、鬼灯さん………？」



鬼灯「…………ﾋｯｸ」




え




鬼灯「あのくそ大王がぁ」




何か愚痴り始めた？！


めんどくさっ



酔うと他人にもお酒を飲ませようとする人と
愚痴り始める人


めんどくさっ




俺もう知りませんからね？！

マジで！本当に！




貴女「あれ？桃太郎どこ行くの？」



桃太郎「え」



貴女「お酒。飲もうか………？」





＊

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