第十一話 なぜか ページ12
*【side鬼灯】
鬼灯「これで全部、ですか」
私は机の上に山積みにしてある資料を見てため息をつく。
本当にあのアホ何やってんだ。
何か騒がしいですね、またあのアホ何かしたんじゃ……?
しょうがない見に行きますか
鬼灯「どうしたんですか?」
閻魔「あ!鬼灯君!ごめんけど熱湯の大釜見てきてくれない?何かトラブったみたいだから」
自分で行けよ。なんて言いません。
一応上司ですから。
鬼灯「いいですよ」
閻魔「ほ、本当?!」
鬼灯「ウザ。その代わり、仕事終らせとけよ」
閻魔「え、はい」
これでよし。
おもいっきり睨んだら顔をあおくして承諾してくれました。
鬼灯「………なぜ私はここにいるんでしょう?」
周りには綺麗に着飾った女性獄卒や、狐。
ここはわかる通り花街。
私は確か、大釜でのトラブルを解決して……
どうしてここに?
自問自答を繰り返す。
お香「アラー鬼灯様?遊びに来てくださったの?」
鬼灯「お香さん。いえ、自分でもよく分かりません」
お香「え、あ、そうなの?」
鬼灯「ところで今日は誰か足りない様な気がするんですが……」
お香「鬼灯様?お忘れになったの?今日はAちゃんが現世に視察に行ってるわよ」
鬼灯「そういえば………そうでしたね」
今の自分が分からなくなった。
Aさんがいない、と聞いた後、
なぜガッカリしたのか。
何を期待してここに来たのか。
自分が分からない。
このモヤッとした感情は一体何なのか。
あいつにでも聞いてみますか。
確か今日、行かなくてはならないハズです
264人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神獣 白擇 - 白擇 (2019年4月12日 20時) (レス) id: c1d37a3d16 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - とても面白いです!!これからも頑張ってください!!(≧∇≦) (2015年2月27日 23時) (レス) id: 4094b501e6 (このIDを非表示/違反報告)
KL - …ゴートゥベットの続きがみt (2015年1月23日 0時) (レス) id: 870a92580d (このIDを非表示/違反報告)
春瑠 - 鬼灯鬼灯鬼灯鬼灯鬼灯鬼灯鬼灯鬼灯でお願いします。 (2015年1月7日 23時) (レス) id: e8cce15f86 (このIDを非表示/違反報告)
キド⇔ギルア(プロフ) - 白澤様がいいです!! (2015年1月6日 15時) (レス) id: 52f317a3f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ