【刀剣乱舞】トクベツがほしい!!【陸奥守吉行】 (ページ4)

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秋の昼④ ページ4

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その瞬間、審神者はいつの日か初期刀に言われた言葉を思い出す。

『あるじにとって、俺は一番最初に手に取られた刀ってことだよね？』

『そうだよ』

『それって " 特別 " だね』

『特別……うん。そうだね』

『……へへ、嬉しいなあ』

宴会の場で顔真っ赤にした酔っ払いの初期刀、加州の言葉だった。

その時の加州は、もう半分寝てるんじゃないかってほどの酩酊状態。

けど、本当に幸せそうで、
思わず審神者まで喜びで頬が緩んでいた。

陸奥守の言う "特別" は加州と同じものだろうか。
それとも恋情の混ざるものか。

…うーん。しかしこの刀は思った以上に鈍感？
審神者も、かなり分かりやすく陸奥守に対する好意を示しているつもりだった。

…手応えを感じたことは一度もないが。

「はい！お待ちどう！どうぞ召し上がれ～」

「！！これは、オムライスじゃな！」

「うん、…ちょっとばかし失敗しちゃったけど」

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