魔法を信じて (ページ27)

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殴りたいページ27

＿翌朝

今日もいい天気だな、、たまには雨も降って欲しい
ここ最近すっごくいい天気
まだ夏じゃないんだけどなぁ

＿「おっはよ〜✩Aっ」
そう言って抱きついてくるのは1人しかいない
「…おはよ〜明星くん」
「今日は元気ないね、どうしたの？」
可愛らしく首を傾げて聞いてくる
「ん〜今日はちょっとダメな日…というか運が悪い日かもしれない、、、」

「運が悪い日って大丈夫なの？それ」
明星くんの後ろからひょこっと顔を出した真くん
「ん〜まぁ大丈夫だと思う」
…大丈夫、大丈夫私が自分自身に言い聞かせていると

「ゆ〜う〜くんお兄ちゃんが来たよぉ」
甘ったるい声をしながら入ってきたのは、、3年生の少し厄介な先輩、いつも真くんが話してる人だぁ

「げっっ！泉さん！！！」
すぐさま距離をとる真くん

「もうなんで離れるの〜？ゆうくん」
語尾にハートが着きそうなほど甘い声をしている
「相変わらずウッキー大好きだね瀬名先輩」
…真くんご愁傷様です、
「えぇ！そんなこと言ってないで助けてよぉ！！後Aちゃん！手を合わせないで！！」

「ゆうくんの口から"こいつら"の名前出して欲しくないなぁ…ねぇゆうくん俺の事"泉"って読んで欲しいなぁ」
…何？束縛激しい彼女なの？この先輩は

「うぅこうなったら一か八か！」
うおおおお！！！と言ってこっちに向かってダッシュしてくる真くん。

＿スルリ
見事あの先輩の前を通過した真くん、そしてそのまま全力疾走で廊下に出た、おぉ〜すごい

「俺から逃げるなんてちょ〜生意気待っててよ、ゆうくん俺が今からそっちに向かうからねぇ」

「ちょっとそこ邪魔」

ドスッ

「…えっ」
…この先輩まじで殴っていいかな、仮にも女の子だよ？
私、は？え……は？

「A大丈夫？」
痛かったねぇよしよしと小さな子の頭を撫でるように撫でてくる明星くん

「…あの先輩1発殴っていい」
「『？』がないの怖いよ！A！！」
落ち着こ！ね！！と廊下に出ようとする私を止める明星くん、離してほんとに殴りたい

「＿やァgoodmorning、お2人さン」
殴りに行こうとしている私の目の前に、なっちゃんが立っていた