番外編【クリスマス】4 ページ10
「銀さんには、このリップをプレゼントです!口は乾燥したら痛いですよ!」
「(*´˘`*)」
銀にもそれなりに喜んで貰えた様で、二人は黒蜥蜴の三人の元を後にした。
「葵!」
「やっといたぜ。じっとしといてくれよ」
「科学者たるものじっとしてはいられない!!」
梶井は何かのスイッチが入ったのか、科学について語り出してしまった。
「おい、梶井。フルーツバスケットやるから少し黙れ」
葵の言葉に黙った梶井は、フルーツバスケットを受け取り走ってどこかへ行ってしまった。
残るはこの人、
「プレゼント渡しに来ましたよ」
「私の元へ来るの遅くないかい?」
森鷗外である。
「上げるんだから、いいじゃないか」
葵はずかずかと森に歩み寄り、机の上にペンを置いた。
「毎回俺に手紙を書く時はこれを使ってくれ。クレヨンは読みにくい」
「葵ちゃんから貰ったのなら使うしかないねぇ」
森は早速貰ったペンを使い文字を書いていた。
「エリスちゃんどうぞ!」
華恋がエリスに渡したのは、イルカのぬいぐるみである。
「ありがとう!私、嬉しいわ!」
「喜んで貰えて嬉しいです!!」
再びほんわかした空気が華恋の周りに流れ出した時
「サンタさん二人に来て欲しいところがあるの!」
エリスをそう言うと、葵と華恋の手を引いて歩き出した。
二人は何を疑う事も無く付いていく。
そして、ポートマフィアのビルをグルグルしてからエリスは1つの扉の前に立った。
「開けていいわよ!」
エリスの言葉を聞き、扉を開けると
「「「MerryX'mas」」」
そこには、探偵社とポートマフィアの皆が集まって居た。
「私達だけが幸せなのは可笑しいでしょ?」
「手前らにもちゃんとお返ししねェとな」
二人のサンタは皆の元へと駆け出した。
彼女等の聖誕祭はまだまだ終わらない。
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クリスマス番外編です!
1日遅れですいません…。
おかしな箇所があれば申し訳ございません。
ポートマフィアと探偵社が仲がよすぎるのは気にしないで下さいね…?
楽しんで頂けたでしょうか?
楽しんで貰えてたら嬉しいです!
本編も頑張って行きますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。
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作者名:龍神邪炎&チョコレート x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年12月19日 14時