永遠のかけら

6話 ページ7

in自室、睡眠中






『う"ぅ...はぁ、はぁ、嫌だ、誰か...』ギュッ


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夢の中




『...っは、はぁ、はぁっ』


タタタタッ





どこまで逃げれば良いの...？

いつまで逃げ続ければ良いの？

どこまで逃げてもあいつらが追ってくる...

私は、いつになったら自由になれるの？

誰か助けて...




...ううん、誰も助けてくれない事は、私が一番知ってるじゃない

...【今世は】どこまで逃げてもあいつらが追ってくる事に変わりはない

...来世だってきっとそう。









なら...









...死んじゃっても良いよね？









...あれ、手が動かない




...おかしいな、今まで何度も死んできたじゃない。

...自 殺もさせてくれないの？

...動かしたいのに、死にたいのに、震える手がそうさせてくれない

...私、こんなに弱虫だったっけ？

...いや、この感覚は、【まるで誰かの手が私の手を掴んで離さない】ような...

...私が自 殺するのを止めているような...

...そんな感覚。

...そんな訳ないか。あり得ない。



...でも、



...不思議と、その手を掴み返したい

...いっその事、このまま一緒にこの夢から抜け出したいって...

...そう思えた



...薄っすらシルエットが見える








...君は誰？

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