23話 ページ26
『と、東条さん...』
テレビのようなものの画面に東条さんが映りこんだ。
彼女の必死の逃走劇も虚しく、彼女は床にあいた穴に落ちていく。
それで終わりか...と思われたが。
彼女は諦めなかった。
目の前に残された唯一の希望。
棘の鋭い薔薇の蔦。
彼女は覚悟を決めた顔でそれを登っていく。
歯を食いしばって手に刺さる棘の痛みを我慢しながら、
登れば登るほど四方八方から襲い来る刃に耐えながら、
彼女は登りきる。
希望に満ち満ちた表情で空に手を伸ばす。
...が、
彼女に重くのしかかった責任が、義務が、国民の命が...
星君の命が。
彼女には重すぎた。
蔦がちぎれ、彼女は堕ちていった。
抜け殻となった彼女の上にはらりと落ちた空の描かれた紙は、彼女の血を吸い。
赤く、紅く咲いた。
彼女は美しく可憐な薔薇のように、儚く散ったのだ。
茶柱「う、嘘...ですよね？」
夢野「嘘じゃ...」
最原「嘘だと思いたい...でも...これは...」
『亡くなってるよ』
白銀「ううっ、東条さん...」
また、また私達が殺した。私が、
私が。
続く (更新停止中)
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ジュリー(プロフ) - 文章ぐちゃぐちゃですね...もっと綺麗に書きたい... (2018年8月4日 14時) (
レス) id: 3e129eef4c (このIDを非表示/違反報告)
ジュリー(プロフ) - 百合さん» コメントありがとうございます！ヒドインとは...？ (2018年7月11日 20時) (レス) id: f85f46b465 (このIDを非表示/違反報告)
百合 - ヒドイン (2018年7月6日 21時) (レス) id: fe20b1e50b (このIDを非表示/違反報告)
ジュリー(プロフ) - やっと更新出来ました！なんせ今年受験生なので...(言い訳)思い出したら読むって位が良い方は、引き続きどうぞm(_ _)m (2018年4月22日 23時) (レス) id: f85f46b465 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリー(プロフ) - 春歌さん» まあ！← 凄い嬉しいです！...が、どうしても他の作品で時間を取られてしまっていて...すみません！もう少しだけ待っていて下さい！m(_ _)m (2017年12月17日 0時) (レス) id: f85f46b465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュリー | 作成日時：2017年8月6日 11時
