55 私情を入れないように… ページ15
全員「あいつら女じゃないだろ」
「「「あれが女だったらいろいろアウトだよ」」」
どちらとも冷静につっこむ
つかそういうことじゃねぇよ。アホかっ!
沖田「白状しなよ。逃げれるとか思ってないでしょ?」
ジリジリと近寄ってくる沖田たち もちろんAたちもジリジリと身を引く
千加「残念だけど逃げようと思えば逃げれるよ?」
貴方「あっという間にね」
不敵に笑う三人
原田「男がこんなにもいるのにか?」
一恵「こんなにいようがいまいが私らにとってはもうほとんど意味をなしてないのさ」
意味深なことを言われ眉間にシワを寄せる土方
土方「意味をなしてないのかなんてまだわかんねぇだろうが」
貴方「いいや?もうそれは目に見えてることよ」
斎藤「確かに昔から力が自慢だったのは知っている。だがそれでも男と女」
"勝ち目はないと思うが…"と斎藤は言う
…この時代の貴方達は私らのことを何一つ知らないくせに。今がどんな仕事をしてるのかも何も知らないくせに…
「「「ふざけんなよ」」」
全員「え?」
貴方「私らのこと何も知らないくせにいちいち聞き出すんじゃねぇよ!!」
どーんとAの溜まっていたものが爆発した
沖田「知ってるじゃん。100年以上前からの親友でしょ?」
貴方「でもあくまで知ってるのは昔のわたしら。今の私らじゃない」
鋭い目つきで言い切ったA そんなAに怯む
原田「確かにそうだ。…でも教えてくれって言っても教えられねぇんだろ?」
一恵「うん…」
矛盾が生じてるのは三人にだって分かっている
沖田「…だったら僕らはどうしたらいいの?」
貴方「…私らにはもう関わらないで。変な私情が生まれないうちに」
これは心からの願いだった
もうこれ以上…私情を入れられないよ また、あなた達に会ったから…こんな感情を抱いてしまった
土方「悪いが俺は断る」
「「「な!?」」」
土方「…そんな苦しそうに言ってる奴らをほっておけるほど、俺は落ちぶれちゃいねぇ」
"戦友でもあるしな"と微笑んだ すると、Aたちの瞳からほろりと綺麗な雫が落ちた
土方「な!?」
沖田「あー!土方さんAたち泣かせたぁ!!!」
斎藤「土方さん…」
土方「んな容疑者見るみたいな目で見んじゃねぇよ!!!」
怒鳴りつけた土方 このやりとりは昔から変わらない
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黒猫?(=・ω・=)?(プロフ) - ありがとうございます!行けました!!!! (2014年7月25日 12時) (レス) id: b25c1afb3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そうせん | 作成日時:2013年12月2日 19時