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54 私らの事情があるの! ページ14

平助「知ってたならなんで言ってくれなかったんだよっ」

苦しそうに平助は言った

そう言われてもねぇ…こっちにも事情があるんだよ。分かってよ…

千加「はぁ…」
貴方「でも久しぶりだね。皆」
沖田「Aっ…」

沖田はギュッと強く抱きしめた

貴方「…総司?」
沖田「僕は…君より先に死んだから心配で心配で…」
貴方「総司」

心配症な沖田を優しく抱きしめ返す

貴方「ありがとう。でも大丈夫だよ?私には千景様もいたから…」

"っていうのは嘘"と惚けてみる

貴方「ここにいるみんなが死んで、私は抜け殻みたいになってたよ。皆は私の全てだったから」

微笑み、目を閉じる

沖田「本当、それだけが僕の悔いだったな」
平助「って何二人だけの世界作ってんだよ!!」
沖田「うるさいなぁ」

邪魔をされ不機嫌になる沖田

斎藤「だが、平助の、言う通りなぜ言ってはくれなかったのだ?」
一恵「それは今の私らの置かれてる生活の事情上言えませーん☆」
平助「…その事情って何だ?」

そこまで聞くんかーい!!!!!

貴方「だから、これは内緒なの!例えあんたらでも言えないの」

"分かった?"と聞いても歯切れの悪い返事しか帰ってこない…

一恵「ごめんねー、こっちもいろいろあんのよ。…話変わるけど千鶴ちゃんとはこっちでどうなのよ土方さん」
土方「千鶴?」
千加「あ、それ結構気になった!!」

興味津々に身を乗りたして土方に近寄る 土方はうっ…と身を引く

貴方「白状しなさいな」
沖田「土方さんはこの時代でも千鶴ちゃんと結婚するんだよ」
「「「ぬおおおおおおお!?!?!?」」」

女あるまじき野太い声を出す三人

一恵「千鶴ちゃんも記憶があるんでしょ?」
原田「あぁ」
貴方「…幸せそうでよかったよ」
斎藤「そういうお前らは幸せじゃないのか?」

そう聞くと黙り込んでしまった

一恵「…さぁね」
原田「んでよ、さっきのスクアーロって奴とベルって奴なんなんだ?」

今度は三人が土方たちと逆の立場になった

貴方「仕事仲間で家族みたいなもんなか」
全員「仕事…?」
千加「そ、仕事♪♪」
斎藤「何をしてるのだ?」

またまた黙り込む三人

え…どう誤魔化せばばいいの…え?えっと…えっと…

「「「女の子のひ・み・つ♡」」」

若干冷や汗をかきながら辛うじて思いついたのがこれだった

55 私情を入れないように…→←53 ついに土方出た


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黒猫?(=・ω・=)?(プロフ) - ありがとうございます!行けました!!!! (2014年7月25日 12時) (レス) id: b25c1afb3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そうせん | 作成日時:2013年12月2日 19時

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