bjさんにも兄がいた2

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話すと言ったものの武勇伝と言える話がなく前に戦った不良の話などすると2人は目をキラキラさせて真剣に聞くものなので少しむず痒くなった

一「Aさん凄いなぁ」

圭「だから言っただろ？俺の兄貴はかっこいいんだぞ！」

一「なんで場地が誇らしげなんだよ」

『お前らも強くなれるさ』

圭「でも兄貴が戦ってるとこあんまり見たことないんだよなぁ」

『そりゃ毎回喧嘩買うわけじゃねぇからな』

毎回買ってると倒しても倒してもキリがないしまた挑んでくるから面倒くさいんだよなぁ

一「じゃあ、どういう時に喧嘩買うの？」

『んー、仲間を馬鹿にされた時？とか大切な奴が危ない時とかかなぁ』

一「強いのに勿体ねぇ」

圭「俺だったらいろんなやつに喧嘩売って俺が強いってとこ見せて回るのになぁ」

『強さってのはそんなにひけらかすもんじゃねぇよ』

圭 「ひけらかす？」

一「自慢ってことだろ？」

『そういうこと』

周りに敵を増やして圭介になんかあっても嫌だしなぁ

『そろそろ暗いし帰るか』

辺りは真っ暗になり一虎の親も心配しているかもしれないしこんな遅くまで弟連れ回してると母さんが怒るしなぁ

一「…うん」

圭「やっべぇ怒られる」

帰ろうと口にすると一虎の表情が暗くなった
もしかして家に帰りたくないとか？親に問題あるとかか？

『一虎』

一「どうしたの？」

『なんか悩み事あったら言えよ』

一「え？」

『俺と圭介はお前の味方だからいつでも頼って来いよ』

一「…うん」

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