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50.アイツよりも先に ページ11

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有「ねーぇ、山田から電話きたでしょ?」


「や、」



怖くなってドアを閉めようとしても有岡くんの手と、スニーカーで阻止される。



有「なに閉めようとしてんの。質問してんだから答えてよ」


「電話、きてたら…なんなの、」




有「……まぁ、色々あんだって」


私よりも少し身長の高い彼。

無理やりドアを開けて、部屋の中に入り込んでくる。



「や、だっ…入ってこないでよ、」

有「まあ別に電話とって修羅場っても良かったんだけど……それはそれで好都合だったし」


まるで話を聞いてくれない有岡くん。

気持ち悪いくらい笑顔。


会社にいる時みたいな、アイドルスマイル。




有「て、別に電話のことはどうでもよくてさ、聞きたいことは別にあるんだよね」


ずかずかと人の部屋に上がり込んだ有岡くんはくるっと振り返った。

小走りでついて行った私は急に止まった彼にぶつかってしまった。



「わっ…」


有「……ほんとは、山田とシたんじゃねぇの?」


「…は?」



くいって人差し指で顎を持ち上げられた。
至近距離にある有岡くんの顔は、明らかに…怒っている。




有「なあ、どうなんだよ?」


「し、してないってば…」


有「ほんとに?」


「してない…」




有「……へぇ。






…つまり、」







俺は、アイツよりも先にAとヤ れるんだね?





「………え?」




一瞬だった。

え?って言った瞬間、私の背中はベッドについていた。




有「だぁいじょうぶだって。ぜってぇ気持ちくするから」



「…やだ、やだっ、!怖い…っ、やめて…」


見下ろしてくる有岡くんの瞳は黒くてつぶらで大きくて。


本当の有岡くんを知らなかったら好きになっちゃいそうなくらい魅力的なのに。




妖しげに光る彼の瞳と唇を舐めてる真っ赤な舌が、逃げられないことを示していた。







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作者のお部屋廃止




ここからそういうシーンが入りそうですが、入れた方がいいですか?それとも飛ばしましょうか?


コメにご意見お願いします!


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すず(プロフ) - 続き読みたいです、、、 (2023年3月22日 21時) (レス) id: 805e7134f6 (このIDを非表示/違反報告)
香奈@ゆーや担 - はじめまして!この作品、とても素晴らしいです!更新頑張ってください!あと……、『毎日JUMP』のパスワードって教えて貰えますか?よろしくお願いします! (2018年6月8日 17時) (レス) id: b5bdab2fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - るなさん» ありがとうございます!今少し仕事がバタバタしていて更新頻度が落ちてしまっているので、もっとがんばります! (2018年4月5日 11時) (レス) id: 3432f9431c (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - すごくドストライクなお話です(>_<)更新頑張ってください! (2018年4月3日 18時) (レス) id: 8cb6705672 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - お気に入り登録100人ありがとうございます!これからもこの作品をよろしくお願いします(^^*) (2018年3月20日 20時) (レス) id: 3432f9431c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきの | 作成日時:2018年2月25日 16時

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