お姉ちゃん 32 ページ34
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お「あーそうだよね!俺とトド松だったらいくら姉ちゃんでもトド松を選ぶよ、そりゃそうだよ!」
「ハァ、ハァ、おそ松ッどこ、ハァ」
「あーーー!!!」
お「───俺は長男だから」
お「俺は兄ちゃんだから、俺は兄ちゃんだから・・・」
「ッ!!」
「───おそ松」
お「・・・なんで来たんだよ」
やっぱりまだ落ち着けてないな・・・
刺激しないように、優しく、落ち着かせるように・・・
「あんな顔して出ていかれたら、追いかけるに決まってるよ」
お「・・・なんで姉ちゃんはそこまで俺にしてくれんの?」
「ほっとけないし、大事な弟だから」
お「・・・優しいね、姉ちゃんは」
少しは吐き出してくれるかな?そう思ったと同時に
ガシッ
ドサッ!
私はおそ松に押し倒された
「うっ・・・お、そま・・・ッ!」
お「・・・長男長男って・・・うるせぇんだよ・・・!」
お「ムカつく!優しくするだけしといて!期待させるだけさせといて!結局俺の事なんか特別にしてくれないくせに!!」ギリッ
おそ松が肩を掴む手に力を込めたのか痛みが走った
「あ"ッ・・・お、おそ松ッ・・・痛い・・・!」
お「長男だからしっかりしなさい、長男なんだから見本になりなさい・・・俺ら六つ子だよ?兄とか弟とかって関係ねぇから!」
お「同い年じゃん、偶然早く産まれただけ・・・なりたくてなったわけじゃない・・・それなのになんで、皆俺を1人にすんの?隣を歩いてくんないの・・・?1人は、寂しいよ・・・」
そう言って、おそ松は顔を近づけてきて
「・・・!!」
私に“キス”をした
お「・・・・・・分かってるよ。」
お「でも、どーすりゃいいんだよ・・・お兄ちゃんって、長男ってどうやんの・・・」
お「弟の見本になれ、弟のこと見てやれって・・・だったら俺の事は誰が見てくれんの・・・?」
下を向いていて顔は見えない
お「俺の姉ちゃんって言うならさ、俺の事“弟”って呼んでくれんならさ、」
お「“姉ちゃん”を俺にちょうだい?」
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ユキ(プロフ) - 山さんさん» お!気づいてくれましたか!!誰も気づいてくれなかったらどうしようかと・・・!笑 良かったです!笑 (2020年3月26日 21時) (レス) id: d6122bcda6 (このIDを非表示/違反報告)
山さん - 神谷先生……だと……?!(゜Д゜) (2020年2月28日 20時) (レス) id: a6ed573a69 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 楽しく・・・!そんなお言葉を貰えるなんて!!ありがとうございます!これからも全松可愛く、時にはカッコよく(?)書いていくんで応援よろしくお願いします! (2019年10月1日 20時) (レス) id: d6122bcda6 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 応援ありがとうございます!頑張りマッスル!! (2019年10月1日 20時) (レス) id: d6122bcda6 (このIDを非表示/違反報告)
夢松 - 楽しく読ませてもらってます!全松可愛い( ´・∀・`)更新頑張ってください!(っ`・ω・´)っフレーッ!フレーッ! (2019年9月22日 17時) (レス) id: 8fa026dac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪 | 作成日時:2019年5月12日 23時