十八話 ページ21
チョロ松side
彼女がいきなり笑い出した。
名前を呼んでみたけど、反応が無かった。
彼女は笑いながら意識を手放した。
僕は急いで保健室に向かった。
先生が居なかったけど、そんなの関係ない。
だって、少しでも早く彼女を助けなきゃって思ったんだよ。
彼女を横にしたけど、ずっと唸ってる。
ごめんねA………信じてあげられなくて……
貴「……チョ、ロ松…」
チ「A!?」
チ「なんだ…寝言か……」
僕は、Aの頭を撫でた。
貴「ッ……」
頭を撫でただけなのに、こんなに嫌がってる。
身体自体が僕達を……きょ、拒絶してるのかな?
哀しいな………
でも、もっとAは哀しかったよね……
ガチャ…
チ「誰?」
ト「あっれ〜?先生居ないの……って、Aがどうして居る訳?」
チ「それはッ……」
ト「こんなやつ要らないのに、なんなの?本当ウザイ。どうせ、チョロ松兄さんに構って欲しいから、気絶した振りでもしてんじゃないの?こんなやつ、死ねばチ「トド松!」ッ……ごめん…」
チ「僕は!僕は、Aが居なくなるなら、死んでもいい。」
ト「なんで!?なんで、チョロ松兄さんは、そんな奴に構うの!?こんなやつ要らないよ!僕は大ッ嫌いだ!!」
チ「黙れ!」
ト「ビクッ」
チ「僕はお前らの気持ちが全然分かんないよ!Aは、お前らにだって優しくしてくれた!なのに、なんで、大ッ嫌いだなんて言うんだよ!!?」
僕は、何故兄弟がAが嫌いなのかが分からないよ………
貴「………ナニシテルの?トドマツにチョロマツ……」
Aが起きた。
ト「ッ…!A……」
チ「A!よかった………」
貴「ナニガヨカッタノ?私にとっては不快な事…。ましてや、チョロ松なんかに助けてもらうなんて………」
ト「最低!チョロ松兄さんはお前の為に……!」
貴「五月蝿い。私は帰る。」
チ「でもっ」
貴「でも、ありがとう。チョロ松(ボソッ)」
チ「ッ…」
A…!本当にAは、優しいよ。
知ってたよ。
でも、
そんな。人生を諦めたような顔で言わないでよ。
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カッタミー(プロフ) - ∞松さん» そうなんですか…!?教えてくれてありがとうございます!!これからは、なるべくいイジメの表現を含むのは控えることにします (2017年11月15日 18時) (レス) id: 5272c56109 (このIDを非表示/違反報告)
カッタミー(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます。ハッピーエンドもバッドエンド両方書く予定です! (2017年11月15日 18時) (レス) id: 5272c56109 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ハッピーエンドになってほしーです!更新楽しみに待ってます! (2017年11月12日 16時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
∞松 - こういった、いじめ表現が含まれている作品は、下手すると、キャラヘイトになってしまいますので気をつけてください。 (2017年11月10日 21時) (レス) id: 01349ce2fd (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - こ、更新はもうないっすかねヽ(;▽;)ノ?あるのでしたら、楽しみに待ってます!! (2017年2月20日 0時) (レス) id: 5182ae6212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カッタミー | 作成日時:2016年7月19日 0時