fünfzehn ページ15
跪けと魂に命じてくるかのような強すぎる霊圧
今まで出会ったどんな存在よりも恐ろしいと感じた。
それだけでなく何故だかその人は私と似たようなものを持っている。
赤い眼
あまりに力の差がありすぎて驚異であるのに何故か自分と似たところがあるせいで更に恐怖を覚えた。
沢山聞きたいことがあるのに口が開かなかった。
ただただ体が震えた。
そんな私を見てその人は薄く笑った。
「そう怯えなくてよい 我が娘よ」
『娘…?
私のお父さんはもう死んだはず…』
「何を言う
お前の体には全ての滅却師の父たる私の血が流れているではないか」
『全ての滅却師の父…?
まさかあなたは……
ユーハバッハ陛下ですか…!?』
「その通りだ」
『では私は生きている……?』
「ただ1人生き残っていたところを救った」
『生き残った……?
私が陛下に救われた……?』
衝撃と共に感極まって涙が溢れ出しそうになった。
その涙をなんとか抑えながら私は言葉を考えた。
「娘よ 名はなんという?」
『わ、私はA・アンヴァーラフィールと申します』
「……Aよ
強き娘よ
我らのために力を尽くせ
私と共に来るのだ」
『身に余る光栄でございます 陛下
A・
命果てるまで陛下に尽くさせていただきます』
この日から私は陛下のために生きることを確かに誓った。
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律 - 私はこの作品が大好きです!更新待っています! (2022年11月2日 9時) (レス) id: e82ad0cedc (このIDを非表示/違反報告)
律 - 今回もすごく面白かったです!更新頑張ってください! (2022年10月27日 17時) (レス) @page15 id: e82ad0cedc (このIDを非表示/違反報告)
ロンヌ(プロフ) - 律さん» ありがとうございます! (2022年10月19日 0時) (レス) @page11 id: fcf45e18ba (このIDを非表示/違反報告)
律 - とっても、面白かったです!更新待ってます! (2022年10月18日 20時) (レス) id: e82ad0cedc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロンヌ | 作成日時:2022年10月11日 23時