＊陸幕＊ ページ8
斎藤side
亥の刻 〜京の高瀬川沿い〜
ザッザッザッザッ…………
総司「あ〜あ……全く、面倒くさいなぁ〜」
斎藤「…………総司、真面目にやれ。
今は隊務中だ」
総司「ﾊｧ…………分かってるよ、一君。
もう、一君は堅いんだから………」
俺は今、京の町中を歩いている。
それは四体の“失敗作”が逃げ、
行方が分からなくなり、奴らを知っている新選組の幹部で探し回っている所だ。
俺は左、総司は右にと、
何時ものように並んで探す。
すると総司は両手を頭の後頭部に回し、
少し気だるいそうに溜め息混じりで口を開く。
総司「“あいつら”僕達の言うこと聞けば、
僕達も自分も助かるし、
殺されずに済むから一石二鳥なのに………
…………って何その顔」
斎藤「…………珍しいな？
総司がそのような事を言うとは……」
総司「ﾊｯ…………まさか。
勿論“全部”斬るよ？(ﾆﾔ
ただ、こうも頻繁にやってくれると
面倒くさいんだよ…………」
総司の言いたい事は分かる。
幕府からは極秘の任務を依頼されている為、
一目につかぬように
しなければならない事は少々面倒だ。
俺とて余りの思わしくない。
するといつの間にか
俺達の範囲を一周してきたようだ。
ハズレ……か……
総司「………“高瀬川”沿いにはいないか…
どうする？もう一周見てみる？」
斎藤「………そうだな……」
「？総司に斎藤か？」
不意に俺達の名を呼ぶ声がする。
振り返れば、浅葱色の羽織りを身にまとう二つの影。
総司「？嗚呼、左之さんと土方さん。
御所の方はいませんでしたか？」
左之「いや、一体は始末したが、
他の三体は見つかってねぇ………」
土方「ﾁｯ………厄介になった。
高瀬川の方は？」
斎藤「いえ、いませんでした」
土方さんは“そうか”とだけ言うと溜め息を吐く。
どうやら今回ばかりは簡単にはいかないようだ。
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★紅葉☆くれは★(プロフ) - 弓 桜さん» ありがとうございます！！これからも黒百合、宜しくお願いします(^-^*) (2016年2月14日 1時) (
レス) id: 57bf35a786 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - ★紅葉☆くれは★さん» 土方さんと一君の会話が...ｗｗｗ続編、楽しみにしています♪ (2016年2月14日 0時) (レス) id: 484d75b51c (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - ★紅葉☆くれは★さん» 確かに！！その不器用さを書けたくれはさん、凄すぎる....｡ﾟ+.(･∀･)ﾟ+.ﾟ (2016年2月12日 23時) (レス) id: 484d75b51c (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★(プロフ) - 弓 桜さん» 土方さんは不器用なので何となくそんな感じで主人公を生かしてくれるんじゃないかなぁ？と思っただけなので……;;お褒め頂き光栄ですヾ(^▽^)ﾉ (2016年2月12日 23時) (レス) id: 57bf35a786 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - ★紅葉☆くれは★さん» そうですか……...って、え！？暗記！？す、凄い...(； ･`д･´)そして、土方さんらしいですよ！！どうやったらそんなに上手に書けるんですかぁぁぁぁぁ！！o(>ﾛ<o) (o>ﾛ<)o (2016年2月12日 23時) (レス) id: 484d75b51c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：★紅葉☆くれは★ x他1人 | 作者ホームページ：http://seekanoteu
作成日時：2015年11月25日 18時
