薄桜鬼｡+ﾟ+｡黒百合ノ雫｡+ﾟ+｡壱章

＊拾壱話＊ ページ14

「総司！そんなんじゃあ

誰も聞いてくれねぇって！！」




総司「あ、平助」




そうこうしていると、平助がやってきた。
平助は浅葱色の羽織りを来て、八番隊を連れている。

今日は僕の隊と平助の八番隊が当番だからね。




総司「何？なら平助は出来る訳？」




平助「ぅ……いや、声かけても逃げちゃって……」




総司「でしょ？

だから、これは新選組の全体を束ねる
近藤さんのせいじゃなくて、

新選組の“隊”を束ねる土方さんのせいだよね？」←




平助「………何でだよ。

つか何で俺に言うんだよ」




総司「だって“僕より”
平助の方が聞き出せるんでしょ？

でも、そんな平助でも新選組の悪い評判のせいで
聞き出せないなら、


人がいい近藤さんじゃなくて、
性格が悪過ぎる土方さんのせいだと思うよ？」




平助「………;;

(総司の言っている事はめちゃくちゃなのに、
妙に筋が通ってて言い返せない………;;

ごめん、土方さん………)」←



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その頃の土方さん



土方「ﾊｯ………くしゅ！！

(………何だ？夏風邪か？)」



斎藤「…………お風邪ですか？」



土方「いや、大丈夫だ。誰か噂でもしてるんだろ

ﾊｯ……ぶしゅん！！」



斎藤「………石田散薬をお持ちします」



土方「はあ？おおおい！斎藤！！

おい、待てって！！
たかがくしゃみd………ブシュン！！」


こんな事がありました。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



まあ、そんな話は放っといて……




総司「んで？平助は何か情報は得たの？」



平助「あー……いや、俺は実際見てねぇしなぁ」




ﾊｧ……役に立たないなぁ………

土方さんに怒られちゃうじゃない。


そんな事を考えていると、




「お？何だ、総司に平助か？」



聞き覚えのある声が聞こえた。

＊拾弐幕＊→←♪《甘味処》♪

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