あんさんぶるスターズ短編集 (ページ10)

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乙狩アドニスページ10

｢お前は細いな。もっと食べて、強くなれ｣

私の腕をつかんで、毎日のようにその台詞を言うアドニスくん。これでも、買い出しとかで鍛えられてる方だ。この間、弟との腕相撲で互角だったことのショックは忘れない。負けたけど。

それでも、アドニス君には到底敵わず。その腕の中に捕らえられれば、逃げる術はなかった。

…ん？

｢あっ、アド、アドニス君？｣

｢…お前は、弱い。弱くて、小さくて、すぐに触れたくてたまらなくなる。だが、俺が触れれば、お前は、壊れてしまいそうでこわい。これはおかしいのだろうか｣

腕の中に閉じ込められたまま、勘違いしてもおかしくない台詞を言われる。幸いここは、誰もいない放課後の教室。だれかに見られる可能性は低い。

そんな心配などよそに、アドニス君は床ドン…机ドンとでも言うのだろうか、これは。誰かの机に押し倒してきた。

｢…おかしくない。と思うよ。大事にしてくれてるんだよね。私のこと。うれしいよ｣

｢っ、そうか。｣

｢それとね、私、アドニス君のこと好きなんだ。たとえ私が壊れても、その時はアドニス君が助けてくれる？｣

｢もちろんだ。俺もお前が好きだからな。｣

あー、これ絶対伝わってないやつだ。アドニス君の鈍感さには、本当に骨が折れる。

もう、言ってしまおう。プロデューサーとか、そんなしがらみは振りほどいて。

｢私はっ＿｣

貴方は、受け止めてくれる？

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次、☆5ま～君ですね。
私行ってもポイボの☆4までなのに…
ランボですかねぇ…
しんどいです…