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ザアァ………ン


「「「………!!?」」」


あー何となく分かったかも


「カントク……まさかここで……」


「そ、バスケするの」


ですよねぇ


「前にも言ったけどこの合宿の目的は弱点克服よ」


「……弱点?」


「今誠凛に必要なもの……それは」


それは?


「選手一人一人の個人能力の向上よ」


「……!!」


「けどカン違いしないでね
チーム力の向上がかけ算だとしても5人の数値が低ければ大きな数値にはならないわ」


まぁ、ね


「個人技を主体としたチームにするわけではなくあくまで束ねる力一つ一つを大きくする事よ
誠凛というチーム一丸で勝つために」


ふーん( ・−・)


「そして、シュート・パス・ドリブル……一つ一つの動作(アクション)の質を向上させるためにまず大切なのは土台となる足腰よ」


足腰?


「そのための砂浜練習。まずはここでいつものメニューの3倍よ♡」


3倍……これは大変だ


「で、練習を始める前に紹介するわ。私の従姉妹の」


『立花彩です。高1です。よろしくお願いします。』


「彩にはサポートとして入ってもらうわ。彩は元々バスケ選手だから。でもあなた達より上手いわ」


いや、そんなことはない


「さぁ始めるわよ(地獄の)合宿!!!」


()見てるよ

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作者名:柚奈原 | 作成日時:2022年1月29日 9時

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