Painful love

. 頼り ページ39

. ( ヤマダside )









山 「 はあ 、」

有 「 お前ため息しかついてねえ 」

山 「 だってえ 」

ちねんが好きだと気づいてからと言うもの
意識してしまいまともに話せず避ける形に

あっという間に年も明け もう6日経ってる

山 「 なんで避けちゃってんだろ 」

有 「 馬鹿だな 」

大ちゃんに言われるなんてもう末期だ
でも確かに自分でも思う
早めに気持ちを伝えればいいものを
何故かチキって全然伝えられなくて

有 「 ちねんも不安がってるだろうなあ 」

山 「 不安がってんのかなあ 、」

有 「 そりゃそうだろ ずっと仲良かった友達に避けられるようになるとか 僕が告白なんかしちゃったからだあとか多分思ってるよ 」

山 「 だよなあ 、」

本当にこういう所は男気が俺にはない
もし あの女の子といい感じになって
もう俺のことなんかどうでも良くなってたら
なんて考えちゃって

有 「 9年間も好きな奴のことそんなすぐ好きじゃなくなれると思うの？ 」

山 「 また口に出てた？ 」

有 「 うん めちゃくちゃ 」

山 「 でもさあ はあ、どうしよう 」

有 「 うじうじしてんの見るの本当に腹立つわ 」

有 「 ちゃんと伝えねえとちねん超能力者じゃねえんだから分かんねえよ？？好きならちゃんと伝えてこいよ 」

本当にこういう時だけ頼りになる
こうやっていざとなったら背中を押してくれて

ピロン

山 「 ん？ 」


ちねん今日6時に○○公園で待ってます

ちねんから久々にメールが来て


有 「 ベストタイミングじゃん 、ほら行ってこい 」

俺のスマホを覗いてた大ちゃんがそう言う

山 「 ... うん 行ってくる ちゃんと話してくる 」



すぐに鞄を持って立ち上がってお店を出た









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