挨拶 ページ6
(ジジイめ)
私は今、今までで一番冷や汗をかいている。
大川のジジイにいきなり、
『全校生徒達にスピーチをしろ』
と真面目な顔でよく分からねぇ命令をされ、
無理やり校庭に連れて来られ、
大勢の忍者の卵の前でスピーチさせられるから。
そして、卵たちは何故かキラキラした目で
こちらを微笑みながら見ているから。
すっげぇ怖ぇ。
特に、チビ共のキラキラがすげぇ。
あっ、私もチビか。
スピーチ…スピーチか…まあ、いいや適当で
『真城 律です…仲良くして下さい…』
チビらしく。
そう思いながら適当に挨拶をして台を降りる
台を降りると、ジジイが笑いながら近づいて来て
『頑張ったの!』と言ってくれた。
ジジイはもっと話があるらしく、
私を若そうな先生に任せると、台の上に登り
何かを話し始めた。
「さあ、真城。こっちに来なさい。」
茶髪で童顔な先生は、私の名前を呼ぶと
長屋の方に歩いてい行ってしまった。
私も急いで追いかける。
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私は、先生に名前を聞いたり授業の事を聞いたり
しながら何処かに連れていかれている。
そして、廊下を歩くととある部屋の前で止まり
その部屋の障子を開け、中に入った。
土井先生は中に座るように言うと、自分も
私の近くに座った。
「真城、今日からお前の部屋はここだ。
急に用意した部屋だから少し埃っぽいのは
勘弁してくれ?
それと、ここまで来て腹が減ったろ?
お前のクラスはまだ決まってない。それなら、
その前に少し腹ごしらえでもしないか?」
土井先生は少しイタズラっぽく笑った。
私は腹が減ったので、もちろん了承した。
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土井先生と食堂とやらに行く途中、
少し気配を感じた。でも、殺気じゃない。
それが何なのか、人なのかよく分からないけど
変な感じがする。私は足を止めて考える。
「…?真城?どうかしたのか?」
『先生…あの、変な気配を感じませんか?』
「っ…お前、分かるのか?」
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私は今、新しく来た生徒の真城を食堂に連れて行っている最中だ。
真城に興味のある他の先生方は授業をサボって
私達のあとを付けていた…はずなのに、
真城はそれに感ずいた。
は組のみんなと同じ年齢なのに、人の気配に
感ずくとは…本当に何者なんだ?
どうみても、見た目はただの子供だ。
私がそんな事を考えていると、あっという間に
食堂に着いた。食堂は誰もいない。
今日のメニューは《焼き飯》と《ラーメン》
さて、どちらにしようか。
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ユリリン - わかりました。気長に待つことにします。無理せず書いてください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月17日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» お話がいっぱいになり、続編を作ろうかな?と思ったのでタイトルも変えちゃいました!(●´▽`●)__続編のためにお話を少し書き進めたいので更新が遅れると思います、ごめんなさい!(--;)急ぎで書きますので、気長にお待ちいただけると幸いです\( 'ω')/ (2019年11月16日 15時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - タイトル変えたんですね。更新楽しみに待っています。続きがんばって書いてください。 (2019年11月16日 14時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 更新されたんですね。待ってました!焼きもろこしさんの思う通りに書いてください。私のリクエストはスランプや困ったときに使ってください。また案が浮かんだらリクエストしてもいいですか? (2019年11月11日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» やっと更新が出来ました!(●´▽`●)……ですが、せっかく頂いた案で書けませんでした…ごめんなさい!(;A;)/少し書く内容が浮かんできたので、別の話で改めて使わせて頂きます!(´∀`)/いつもありがとうございます! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焼きもろこし | 作成日時:2019年6月29日 7時