プロローグ《に》 ページ5
学園に行くまでのお話
私は、どれ程の距離を歩いただろうか?
大人ならそれ程遠くなくとも、子供ならきつい。
足が棒のように疲れた。
飴玉も1袋のほとんど食いつくした。
私のエネルギーがない。
でも、あともう少し。あと、ちょっとだ。
私は、そう思いながら最後のみかん飴を舐める
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私の目の前には、大きな門と長く伸びた塀がある
やっと着いた。
朝早く出たはずなのに、もう昼になってしまった
飴玉を食べながら来たとしても、腹は減る。
中に入ったら何か食べさせてもらおう
そう思いながら中に声をかける
『こんにちは〜。真城と申しま〜す…
どなたかいらっしゃいませんか〜!?』
とりあえず、めいいっぱいの大声で呼んでみる
すると、中から腑抜けたような声が聞こえ、
門の扉が開いた。中からは優しそうな男の人が
笑顔を見せ、竹箒を持ちながら出てきた。
「こんにちは〜!学園長先生からは聞いてるよ?
今、案内するから、さぁ中にどうぞ?」
男の人はニコニコ笑って私を中に入れてくれた
そして、入門表という紙にサインをねだってきた
どうも、コレがないと中には入れないらしい。
私がサインを書くと、男の人は名前を教えてくれ
私の手を握ってきた。
「さあ、真城ちゃん、学園長先生に会いに行こう」
小松田さんは私に目線を合わせて言ってきた
やっぱり私は子供らしい。
なんだか凄くバカにされてる気がする
まあ、この姿じゃしょうがないけれど。
私は、そう思いながら『はい!』と出来るだけ元気を装って答え、小松田さんの手を握り返す。
すると、小松田さんはまた、ニコッと笑い
大川さんまでの案内を開始してくれた。
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私は、大きな建物に繋がっている小さな離れに連れてこられた。
小松田さんは部屋の障子を開け、声をかけると
『ここからは一人だよ?…大丈夫だからね?』
と優しい声で言うと、障子を閉めてどこかに行ってしまった。
私は、目の前にいるおじいさんに顔を向け
『真城 律と申します』と挨拶をした。
私が手を着いて頭を下げると、大川さんは
『気にせんで良い』と笑いながら言って、
私が小さくなった理由を聞き始めた。
「____ほお…手紙通りじゃな…
やはり、原因と考えられるのは、
黒古毛の作った飴か…お前も苦労するのぉ…」
大川さんは気まずそうな顔をして言うと、
改めたようにニコッと笑い。
「今から、みんなに挨拶じゃ!」
と、とんでもない発言をした。
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ユリリン - わかりました。気長に待つことにします。無理せず書いてください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月17日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» お話がいっぱいになり、続編を作ろうかな?と思ったのでタイトルも変えちゃいました!(●´▽`●)__続編のためにお話を少し書き進めたいので更新が遅れると思います、ごめんなさい!(--;)急ぎで書きますので、気長にお待ちいただけると幸いです\( 'ω')/ (2019年11月16日 15時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - タイトル変えたんですね。更新楽しみに待っています。続きがんばって書いてください。 (2019年11月16日 14時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 更新されたんですね。待ってました!焼きもろこしさんの思う通りに書いてください。私のリクエストはスランプや困ったときに使ってください。また案が浮かんだらリクエストしてもいいですか? (2019年11月11日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
焼きもろこし(プロフ) - ユリリンさん» やっと更新が出来ました!(●´▽`●)……ですが、せっかく頂いた案で書けませんでした…ごめんなさい!(;A;)/少し書く内容が浮かんできたので、別の話で改めて使わせて頂きます!(´∀`)/いつもありがとうございます! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 64f6e97c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焼きもろこし | 作成日時:2019年6月29日 7時