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15話 ページ17







ころん side





こ「ふわぁ〜」



僕はいま、1年の教室に繋がる渡り廊下を歩いている。

Aと莉犬くんにるぅとくんを屋上まで連れてくるように頼まれたから。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





『お願いします!!ころんくん!!』

莉「ころちゃんお願い!!」



2限目の休み時間に、Aと莉犬くんが僕の教室まで来た。



こ「えぇ〜やだ〜。」

『お願い!連れてくるだけだから。』

莉「ね?お願いころちゃん!!」



何度頼まれても嫌なものは嫌。
だって、めんどくさいんだもん。

1年の教室まで結構距離あるし、そこから屋上までとか死ぬ。



さ「まぁまぁ、聞いてやりなよころん。可愛い後輩の頼みだろ?」



なんてさとみくんは言うけど、



こ「さとみくんも一緒に行くんだよ?」

さ「えぇ〜、俺はパス。」



2人の後輩を前に言い合ってると、2人がポケットからゴソゴソと何かを取りだした。



『じゃあ、これあげるから!!』

こ「ん?」



Aの手の上には、小さなぬいぐるみがあった。



こ「やぎろん!!」



猿のきぐるみを着てバナナを手に持ったやぎろんのぬいぐるみだった。



こ「え、え、何それ!!可愛い!!」

莉「Aの手作りのやぎろんのぬいぐるみだよ。」

『これあげるから、お願い!』

こ「ぐぬぬ…」



やぎろんは欲しいけど、お願いはめんどくさい。

そんなとき、やぎろんと目が合った。



こ「……。しょうがないなぁ!やぎろんに免じてお願いをきいてあげよう!」

さ「フツw‪w‪w後輩にっ‪wつられてる‪ww」

莉「『ありがとう!!』」





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





てな感じでお願いを聞き入れてきたけど、さとみくんは忘れたのかわざとなのか、先に行ってしまった。



こ「(ぜってぇー許さねぇ。)」



そんなこんなで1年2組の教室の前。



こ「おーい、るぅとくーん!!お昼ご飯行こ!!」

る「え、ころちゃん?」

こ「もぉ〜 早くしてよね!!せっかく僕がここまで来たんだから!」



ポカンとしてるるぅとくんを引っ張って屋上までの道を急いだ。





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バナナくんが尊い!! - キラキラ光るビール瓶はパワーワードww (2021年5月23日 12時) (レス) id: 27be45b75d (このIDを非表示/違反報告)
カム - え、とても続き気になる... (2020年5月6日 1時) (レス) id: 87b7e0e311 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク?(プロフ) - 初コメ失礼します!続編も楽しみにしてます!投稿頑張ってくたさい! (2020年3月14日 17時) (レス) id: 12273d42ec (このIDを非表示/違反報告)
リト@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - いやるぅりーぬイケメソすぎ!!るぅとくんマジでかっこいいんだが。だがだが。 (2020年3月13日 18時) (レス) id: 411bfd759c (このIDを非表示/違反報告)
かふ - おっふ (2020年3月8日 20時) (レス) id: eb027a0605 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅月 | 作成日時:2020年1月18日 12時

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