第40夜 棺の代償 ページ40
「ねぇねぇ〜、ちょこまか逃げないでって♪
間違って首落としちゃうかもでしょぉ☆」
クスクスと笑いながら、さっきからずっと
リーアの事をいたぶっているアリシア
リーアの身体に、浅い傷をたくさん負わせ
さらには大鎌で管のような物を切り落として
遊んでいる。
神田「随分と悪趣味だな。ほどほどにしとけ」
モヤシが見たら、キレそうな光景だな。
「だってムカついちゃったんだもん。」
ニヤニヤ笑みから急に真顔になるアリシア。
相当さっきのが頭にきていたのだろう。
リーア「くそエクソシスト……………!!
はぁ……はぁ!調子に………のりやがってぇ!」
「ん〜、じゃっ、そろそろいいかなぁ??」
「
「あなたの罪は私が喰らい尽くしてあげる♪」
骨の髄までねっ♡
大鎌で自分周りを、ぐるりと円を書くように
空中を切り裂いた。
切り裂いた軌道から、空中で薔薇が咲き乱れ
イバラが絡み、うねり三個の棺を生み出した。
黒い棺には、赤黒い薔薇が巻き付いている。
「この黒薔薇の棺の中で、永眠しようねっ♪」
大鎌をリーアに向けると、それに従うように
黒薔薇の棺がリーアに向かっていく。
棺の大きさは、2m程ある巨大な物。
しかしリーアは、そのままでは入りきらない。
神田は黙って静かに見ているだけだった。
「折り畳んで、ギチギチに詰めちゃおっ♡」
黒薔薇の棺がリーアの身体を強く打ち付ける。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
反撃しようとしたリーアの鋭い爪も折れた。
硬い頭部や胴体も次々と粉砕していき、
潰して小さくしていく。
アリシアは満足そうに、うっとりとしていた。
その表情はまさにご機嫌その物だった。
リーア「うぁぁああ、嫌だァっ!!!!」
断末魔は静かに消えて、
リーアを閉じ込めた黒薔薇の棺は蓋を閉じた。
そしてアリシアが指をパチりと鳴らすと
そのまま闇に溶けるように消えた。
「ふぅ……………まんぞくぅ〜!!」
そして、ふらりと倒れそうになった所を
神田が受け止めた。
「えへへ………またしても………ナイスきやっち」
アリシアの全身から、いきなり切り傷が浮かび
ドクドクと血を流し始めた。
神田「お前っ!こんなに攻撃受けてたか!?」
「違う……よ?これはさっきの技の代償………」
血が足りないのか、意識が朦朧としてる。
『おやすみアリシア。またこんど。』
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姫苺十きいちご(プロフ) - 月の猫さん» 夢主がぶりっ子口調のように見えることはお話の中でぶりっ子ではないと注意したと思います。こればかりは幼い頃に壊れて狂ったまま成長できていないという設定なのでゆずりません。直したくありません。 (2015年5月3日 5時) (レス) id: 8628a4c427 (このIDを非表示/違反報告)
姫苺十きいちご(プロフ) - 月の猫さん» 人嫌いは健在ですが神田と出会ったことで毒は吐くもののなんとなく人間と触れ合うことができるようになってる設定です。あと、エクソシストは特別です。人間とは違う物と思っています。 (2015年5月3日 5時) (レス) id: 8628a4c427 (このIDを非表示/違反報告)
月の猫 - でも、お話は悪く有りません!シリアスな感じで面白いです(^^) (2015年5月3日 2時) (レス) id: c684b581de (このIDを非表示/違反報告)
月の猫 - すみませんが主人公ちゃんは 人とアクマが嫌い何ですよね? なのに、人と結構接触してる気がします後、喋り方が個人的にはぶりっこ 口調になってきてる気がします本当にすみません(>_<)がそこら辺を直した方が良いと思います 本当にごめんなさい(T_T) (2015年5月3日 2時) (レス) id: c684b581de (このIDを非表示/違反報告)
姫苺?きいちご(プロフ) - 詩音×睡蓮さん» いえいえそんな!文章力なんてないですよ!?中二病まじりなだけです( ̄▽ ̄;)! (2014年12月8日 17時) (レス) id: 8628a4c427 (このIDを非表示/違反報告)
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