【Ｄグレ】罪を喰らう少女

第34夜 死のシャボン玉 ページ34

コンパートしたリーアには大きな翼があり、

長い尾に鋭く太い刺が、規則正しく並んでいて

とても歪な形をしていた。




私は大鎌を片手に、リーアに切りかかった。


まずは尻尾から切り落とそう♪



「ほぉ〜ら、いっくよー？？」



大きく縦に振りかぶって、素早く切り裂く。

2、3回切りつけると、ぼとりと落ちた。



神田「俺は翼を落とす！」


神田の手にした六幻が、一瞬のうちに翼の１枚
を切り刻んだ。



リーア「調子にのるな、エクソシスト共！！」


リーアの腹部や肩には、大きな管がついていた

腹部にたくさんある管から、半透明の球体
がふわふわ大量に放出された。



「シャボン玉みたいだねぇ♪」


神田「油断すんな！」



空中に漂っていた球体が、
突然、高速になりこちらに襲いかかってきた。



「自動で追尾してくるとか、最悪。」


とても不快だ、という表情をしながらも

球体を楽々と避ける。



球体に触れたものは、グシャリと潰れた。


壁も床も、ガレキの山と化してきた。



ステップを踏みながらよけていると、
足元に球体が落ちてきて、

コンクリートが粘土のように潰れ、
足がもつれてしまった。


リーア「隙ありですよ！！！」


リーアの腹部から更に巨大な球体が発射された


軽くかわそうかと思ったら、
何かが引っかかって動けなかった。


メイド服の背中についている白いリボンだ。


大きなリボンが、コンクリートから覗いた
剥き出しの鉄骨に絡んでとれない。



球体に身体を包み込まれた。


「何これ……もしかしてぇ気圧？？」


身体が見えない何かに潰されてる感覚。


リーア「正解ですよ！エクソシスト！！
私の能力は、その球体の中の気圧を操る事！」


潰すだけじゃ、ないんですよ？


とリーアがつぶやくと、急に息苦しくなった。


息が……………出来ないっ！！



神田「ッチ……………酸素を低下させたのか！！」



リーア「そうゆう事です。あはっ死ね！！
エクソシストォォオオオ！！！！」



頭がクラクラしてきて……………

武器を取り落としてしまった。


どうしよ……………こんな所で……………


まだ、やらないといけない事があるのに……………



アリス……………

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