第15夜 狂い出した歯車 ページ15
アリシア・ブラッティ・ローズ。
彼女はローズ家に双子の妹として生まれた。
2分先に産まれた姉の名はアリスティア。
愛称はアリス、だった。
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二人はお屋敷の子供部屋に閉じ込められていた
ご飯はメイドが持ってきてくれていたが、
部屋から出たら父親に酷く怒鳴られた。
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数週間前はいつもどおりの優しい父と母だった
ある夜にアリスが寝室で呻き出して、
その晩から毎夜、泣き苦しんでいた。
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私はそれが心配だった。
父も母も泣いていた。
父はアリスを部屋に閉じ込めた。
私はアリスと離れたくなくて、無理を言って
アリスと部屋に閉じこもる事にした。
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そんな生活が始まり2ヶ月たった。
今日はアリスと私の誕生日。
子供部屋のトビラが開かれた。
立っていたのは優しく微笑む母だった。
「二人とも、お誕生日おめでとう」
「こんな所に閉じ込めていてごめんなさい」
「でもママもパパもあなた達を心の底から
愛しているのよ。本当は辛いの。」
「だからパパとママから二人へプレゼントよ」
母は可愛い柄の包み紙の箱を2つ持っていた。
片方ずつわたし達にくれた。
アリス「かわいい〜!お花の髪飾りだ!」
アリシア「色違いだね♪かわいい!」
「気に入ってくれたかしら?」
わたし達は勿論のこと大喜びだった。
アリス「あのね、アリシア」
アリシア「なぁに?」
アリス「アリシアは、このお部屋にいなくても
良かったのにあたしと一緒に来てくれたよね
すっごく嬉しかったの!!」
アリシア「だって私にはアリスが全てだから!」
アリス「あたしもそうだよ!それでね、
あたしからもアリシアにプレゼントあげるっ」
「アリスがこっそりママと一緒に作ったのよ」
アリシア「そうだったの?うれしい!」
そして私は、アリスとママからもうひとつの
プレゼントを貰った。
アリス「ねぇ約束してアリシア」
「ずっとこれからも一緒にいよう?」
母は悲しそうな顔をして、涙をこぼした。
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うさぎのぬいぐるみ『ミミ』。
心臓である部分が固かったのは、
イノセンスの本体が入っていたからなんだろう
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もう既に私達の運命は狂い出していた。
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姫苺十きいちご(プロフ) - 月の猫さん» 夢主がぶりっ子口調のように見えることはお話の中でぶりっ子ではないと注意したと思います。こればかりは幼い頃に壊れて狂ったまま成長できていないという設定なのでゆずりません。直したくありません。 (2015年5月3日 5時) (レス) id: 8628a4c427 (このIDを非表示/違反報告)
姫苺十きいちご(プロフ) - 月の猫さん» 人嫌いは健在ですが神田と出会ったことで毒は吐くもののなんとなく人間と触れ合うことができるようになってる設定です。あと、エクソシストは特別です。人間とは違う物と思っています。 (2015年5月3日 5時) (レス) id: 8628a4c427 (このIDを非表示/違反報告)
月の猫 - でも、お話は悪く有りません!シリアスな感じで面白いです(^^) (2015年5月3日 2時) (レス) id: c684b581de (このIDを非表示/違反報告)
月の猫 - すみませんが主人公ちゃんは 人とアクマが嫌い何ですよね? なのに、人と結構接触してる気がします後、喋り方が個人的にはぶりっこ 口調になってきてる気がします本当にすみません(>_<)がそこら辺を直した方が良いと思います 本当にごめんなさい(T_T) (2015年5月3日 2時) (レス) id: c684b581de (このIDを非表示/違反報告)
姫苺?きいちご(プロフ) - 詩音×睡蓮さん» いえいえそんな!文章力なんてないですよ!?中二病まじりなだけです( ̄▽ ̄;)! (2014年12月8日 17時) (レス) id: 8628a4c427 (このIDを非表示/違反報告)
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