太宰、中也「「愛してる」」旧双黒

思い　桜side ページ33

桜side






Aってばまた、無茶しやがって…


実際今Aは、ガラスの棺の中だ…一生割れることのない…



桜「なんで、無茶するかなぁ…俺にもっと頼れよな…」



そんな虚しい叫びもAには届かない…



桜「しょうがないなぁ〜無理矢理にでも…ん？」



俺が無理矢理開けようとした時何故か、ガラスの棺にヒビが入った…



桜「もしかして…」



俺が外の様子を見ると、必死にAに巻き付いた茨をナイフや剣で切る中原、太宰がいた…



太宰「A…！！」


中也「おい、A！！！」


なんだよ…頼れる奴いるじゃねぇか…何が独りだ何が生きる意味がわからないだ…！！


桜「おい！シャッキリしろよA！！！」


意識がなくてもこの思いは届く！いや、届かせる！！



桜「お前は、独りじゃないじゃねぇか！！お前の悩みはお前自身の物…他の誰にも紐解くことなんかできねぇ！！だけど！！！だけど…もっと頼れよ馬鹿野郎！！！」



俺は、涙まじりに叫んだ…お前の心に…お前の魂に…思いを届けたくて…




桜「そのままつっぱしれ！！お前の行きたい用に！！！お前は、ARCADIAの人間じゃない！谷坂の人間でもない！！俺の大事な妹だ！だからA！！大好きな二人の声を聞き上がれぇぇ！！！」



声が枯れるほど叫んだ俺には、そのまま立っていることもままならないくらい力がなくて…そのまま眠りについた…

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