【薄桜鬼】土方の妹は新選組の姉御弐 (ページ49)

今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:14,393 hit

番外編　薄桜学園ページ49

貴方side

千鶴が入学して半年中々私は千鶴達とつるまなくなった。なんだか、近寄り難い何かがある様で嫌だったかだ…

そんなある日私はずっと図書館で勉強していた。

本日はバレンタインデー。女の子が男の子にチョコを渡す日。一応皆の分は作り机の中に入れてある。ただ一人を除いて…

『…』

夕日がさす図書館…私は一人で勉強をしている。誰も来るはずがない、いや部活をサボった私を誰も心配するはずないのだ…

土方「A」

『兄さ？あぁ、そんな時間か…ごめん今行く』

土方「チョコ渡さなかったのか？」

『うん。最近は喋らへんくなったし…あの人は千鶴の事好きみたいやから』

土方「言ってたのか？」

『見てればわかるよ。』

土方「そうか」

兄は私の頭を撫で…左之や新八達と私達は合流する

原田「帰るか」

新八「今日はラーメンでも食いに行くか」

『ラーメン？また、にんにく臭くなるで』

新八「そうなのか！？」

『嘘やけど？』

私は開いていた鞄からあいつに渡す筈のチョコを持ち兄に渡そうとした…

？「A。」

『…！』

私は目を疑った。嫌、本当なのかわからなかった。だってずっと好きだったあいつが私を後ろから抱きしめたからだ。

『へ…すけ…』