【薄桜鬼】土方の妹は新選組の姉御弐 (ページ38)

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姉御と羅刹の村ページ38

平助side

土方さんに抱き寄せられ嬉しそうにするA…

俺の心は嫉妬で狂いそうだった

土方「原田、新八。殿はお前らに任せる」

原田「わかった」

新八「任せてくれ！」

『兄さ…うちが足手まといになったら…』

土方「馬鹿言ってんじゃねぇよ、何処に大切な妹置いて逃げる兄が居るんだ？俺は何があってもお前を置いて行ったりしねぇよ。」

『…！ありがと』

いいなと思う反面自分からその言葉が出なかった事に後悔の念が俺を襲う

土方「平助、ぼーっとしてねぇで行くぞ」

平助「あ、あぁ！」

大分走った末ある村に来る

『ここは？』

平助「村…見てぇだけど…」

『…！！まさか！』

羅刹「ぁぁ…」

羅刹「血…血ぃ」

もしや、羅刹の村

『っち…何でよりにもよって…！！』

土方「そんなこと言ってられねぇだろ」

『しゃ～ない…闘う他道がないねんな』

Aも刀を持つが痺れているのか震えている

平助「Aは俺の後ろに居ろ！俺がぜってぇ守ってやるから！」

俺はAを自分の背に隠した

『でも！』

平助「Aは俺の命を何回も救ってくれた。だから、今度は俺にも何かさせてくれよ」

『…平助…』

Aは俺の背中に額をくっつけ

『ありがとう…でも、出来るなら応戦する』

平助「頼んだぜ相棒」

『うん！』