【薄桜鬼】土方の妹は新選組の姉御弐 (ページ37)

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姉御と救出ページ37

土方side

鬼が消えた後Aの縄を解き城を脱出しようとするが

平助「足音…」

土方「恐らく城外に居た羅刹達だろうな」

『やっぱりか…でも、戦ったらあかんで』

土方「は？何言って…」

『ここを使うねん』

Aは床の板を外し下にある通路を見せる

平助「な、なんだこれ！？」

『多分これを使えば羅刹に出くわさず城外に出れる筈』

土方「なんで知ってんだ」

『転がされてた時異様にここだけ風通りが良かったから、もしやと思った。』

土方「なら、ここから出るぞ。」

『他は？誰か来たん？』

土方「いや、俺と平助だけだ」

平助「外で左之さん達が待ってる」

『わかった、ほな行こ』

Aは扉に棒を引っ掛け開けにくい状況を作る

土方「抜かりねぇな」

『当たり前やん、確実に出たいのに』

平助「ほら、二人とも急がねぇと奴らくるぞ」

『ん』

土方「わかった」

俺達は地下通路を通り最終地点である井戸の中に来た。

井戸の上では原田や新八が待機していた

土方「原田、新八」

原田「土方さん、Aは！？」

『ここやで』

原田「よし、引き上げるこの縄に掴まれ」

『無理…今痺れ薬で…手に力が…』

俺はその言葉を聞きAを抱き締め縄に掴まる

土方「首に手でも回しとけ。落ちるぞ」

『…ごめん』

土方「謝るんじゃねぇよ。俺が好きでやってるだけだ」

そう言うとAは俺の胸に頭を摺り寄せた