【薄桜鬼】土方の妹は新選組の姉御弐 (ページ34)

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姉御と大砲ページ34

総司side

何気なく言った言葉につまったAちゃんだが…広角をニヤリとつり上げ

『ええな…その話のるわ』

と言った

総司「意外、断るかと思った」

『最初はそう思ってんけどな…』

と言った時…

ﾄﾞｰﾝ

『何！？』

総司「大砲…？」

『まさか、長州！？ここまで来るとは思わんかったけど…何で…！？』

総司「兎も角音がした方に行こう」

『うん』

僕達は玉が落ちたであろう家へと向かう

『大丈夫か！？』

子供「ふぇぇぇ…」

『どないしたん！？』

子供は泣きじゃくりながら瓦礫の下に居る母親を指差す

『っ…総司…この子頼むで』

Aちゃんは羅刹になる

総司「Aちゃん！駄目だよ！！」

『ええねん…人の為に尽くせることが何よりの幸せやってうちの姉様が言ってたんよ…だからこの子の母親もうちが助ける！』

Aちゃんは瓦礫を片手で払い除け母親を助けた

母親「坊や…」

子供「母様ぁぁぁ」

『よかった…』

総司「Aちゃん…行こう。この事は近藤さん達の耳に入れなくちゃいけないからね」

『せやね…では』

母親「あの、助けて頂いてありがとうございました。」

『また、困ったことがあればいつでも新選組に…』

そう言って走ったAちゃんを追いかけ僕達は屯所へと急いだ