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姉御と巡察 ページ33

貴方side



私達が雪合戦で遊んでいると兄が


土方「A!遊んでねぇで巡察行って来い」


『え、ええの!?』


総司「今日の巡察はたしか僕だったから一緒に行こうか」


『うん!』


私はニコリッと笑いかけ、準備にかかる


『あれ?羽織り…そっか…背中斬られた時に切れたんやった…うーん…』


総司「Aちゃん?準備出来た?」


『総司…羽織り一枚余分にない?』


総司「あるけど…あ、そうか羽織り切れててないんだよね。いいよ、取ってくるね」


『ごめんなぁ…』


総司「気にしなくていいよ」


私は羽織りを借り、巡察へ出る


総司「そうだ、Aちゃん。帰りにお団子屋さんにでも行こうか」


『せやね!!行きたい』


総司「やっぱりAちゃんは笑った顔が良いよ…誰よりも可愛いし」


『何?さっきから口説いてるん?』


総司「ご名答」


『うちなんか大して可愛ないで』


総司「そう?僕的には千鶴ちゃんよりAちゃんの方が好みだけど?」


『一緒に居る時間が長かっただけやろ?』


総司「やっぱりAちゃんは一筋縄じゃいかなさそうだね…」


『当たり前やん、女は一筋縄ではいかへんで』


総司「はは…まぁでも、平助を嫉妬させられるのには協力できるけど?」


その言葉に私は体が固まるのを感じた

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作者名:ガラスの水蓮 | 作成日時:2019年3月18日 21時

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