検索窓
今日:14 hit、昨日:3 hit、合計:14,402 hit

姉御とおんぶ ページ29

平助side




Aが倒れた時消えるかと思いAの体を強く抱く


平助「くっ…そ…」


また、守れないのか…俺は…


土方「…」


誰もが諦めた時


『へ…すけ…いた…い』


か細い声がした


平助「A!?」


『そ…』


俺はまた抱き締める


『死ぬ…窒息する…兄さ…助けて』


土方「おい、平助。病人を握り潰すな」


平助「ごめんごめん…嬉しくてつい…」


『帰ろ…うちらの屯所に…』


土方「そうだな。帰るぞ」


一同「おう」


平助「んじゃAは俺が」


『え、歩ける…』


平助「いいじゃねぇか!!ほら!」


『兄さ…おんぶ…』


土方「しょうがねぇな…」


平助「え、えぇ…」


総司「平助諦めなよ」


平助「むぅ…」


Aは土方さんの背中で安心したのか眠っている

土方「これじゃまるで昔じゃねぇか…」


平助「昔?」


土方「あぁ…俺が薬箱を抱えて歩いてたらな、Aが付いてくるんだが決まって最後にはおんぶだの抱っこだの言ってきやがるんだ」


迷惑そうに言う土方さんだが…どこか昔を懐かしむようでその瞳は優しかった


総司「そんなことを言ってる土方さんですけど…本当は嬉しいんじゃないですか?」


土方「ま…いつまでも頼ってほしいってのが俺の本音だな」

姉御と日常→←姉御と覚醒



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 藤堂平助 , 土方妹
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ガラスの水蓮 | 作成日時:2019年3月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。