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2話 ページ2

Aの部屋

「………」

「ん?、はい」

規則正しいノック音が私を呼ぶ。
書類の束を避け、なんとか開ければ

kn「A、今暇か?」
「執筆中ですが、何でしょうか」

kn「ここわからんねん。教えてくれ」
「わかりました。汚いですが中にどうぞ」


「これは、こういう意味なので」

kn「…」

Aは、《特に異変も起こさず》
淡々と俺に自身の考えをのべていく。
こいつが純粋な幹部やないのは察しとんねん


やけど、なんもせんへんわ。ほんまに
監視カメラも付けへんし

……グルッペンが連れてきた、ちゅう
プレミスはあるがこの女全てを信用するには
まだ情報が足らん。


kn「わかったわ」
「よかったです」

kn「…」

「…なにかありかますか?」
kn「いや、特にないわ」

kn「んじゃ」



kn「…」


Aに、注意しなければならないのは1つ
《あいつの観察眼》。ゾムの数mmの前髪にも
気づくほどの視野の広さ。心情も手の内

あいつの前で大胆にでると疑っとるのが
バレるかもしれへん

kn「しんちょーにいかんとな…」


───


「……」

rbr「A。入るで」

「どうぞ」

入ってきたロボロさんは、女の耐性が無く
私にでさえ頬を赤らめる。若干震えた手で
書類を渡し、今すぐにでも帰りたそう

「はい、確認いたしました。大丈夫ですよ」
rbr「…ほんま、なれへん。女の子って」
「得意不得意ありますよね」

rbr「ご、ごめんな?避けてるみたいになって…いや、避けてるのはほんまになるんやけど」
「大丈夫です。仕事が出来れば構わないので」

rbr「そ、そか」
rbr「んじゃあね」

「はい」


rbr「……はぁ」

部屋の前で主の女の子に、頭を下げる。
申し訳ない。自分がこんなにも女の子に
耐性がない人間とは思ってへんかった。

やけど、Aはそれでもいいよって
見てくれるしなぁ。

…まぁ、裏はあるんやろうけど


rbr「…いつか、裏知って歪んだ顔も見てみたいもんやわ」


───
メンバーの心情

gr
…Aを連れてきた。
やたら関心や興味がある

tn
…Aが気になる
ただ怪しい気持ちもある

zm
…黒よりなのは察知
褒めてくれるし俺強いからと気にしてない

kn
…疑ってる。
信用してないので、若干きらい

rbr
…なんかあるやろなー位。
女耐性がそれより問題

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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619  
作成日時:2024年1月30日 22時

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