225話 ページ25
《医務室》
中は地獄だった。帰ってきたチーノが抱く彼女の有様に絶句した待機メンバーがあれやこれやと彼女を治療していく。
しかし、既に魔力酔いを起こしているため、
魔力をかければ熱が上がるし、
かけなければ傷口が開いていく。
聖女は触れない膜があるし寝てるし
急いで、
いそいで
いそいで
sn「なんで、こんなことになｯたんや…！」
───
《1日後》
「……ん、」
「ｯ！……はぁ、…はぁ…いない」
反射して、仰け反ったが目の前にはあの顔達はなかった。真っ白いミントの香りが広がる医務室。私が知ってる場所。
1番奥のベットだった。
「…助けて、くれたのかな」
体を見るが、嘘のように綺麗だ。…自分でつけたものもないのは残念だがあの傷を消し去ることができるとは…魔法って凄いな
「ｯ…」
不意にくるあの行為。どうやらトラウマになってしまったそうだ。早く治さないと
「…痛くもない」
ベットから降りる際に何も感じなかった。痛くない。普通
「…」
適当にあったスリッパを履いて、誰かいないか探す。聖女様は大丈夫だっただろうか。…皆さんも怪我してないかな
窓から、枯葉が1枚ベットに舞い落ちた。
───
《廊下》
「…」
どうしてこんなに静かなんだろう。
…みんないないのかな…
「んｯ…大丈夫、もういないじゃない」
雷のようにフラッシュバックするものだから怖いな
よてよて歩いていると、後ろから野太く高い叫び声が響いた。体調万全でも鼓膜には辛いな
ht「A？！なにしてんの！ｯ」
「あ、ひとらんさん」
「わっ」
彼の返信を待つ前に、抱きしめられ動けない。
痛いくらい抱きしめられるものだから、思わず背中を叩くと
ht「よかった…、痛いところない？大丈夫？」
「大丈夫ですよ」
ht「はぁぁ…ほんとよかった。A」
ht「丸1日昏睡してたんだよ。」
「へ」
ht「魔力酔い起こてたから、回復魔法はかけずらいし自然治癒は全然しないし…」
ht「ペ神が、ゆっくりずーーとかけてたから治った。後でお礼しな」
「…わかりました」
そんなに眠ってたんだ。…確かに今は朝に近い昼だ。午後に出発したならおかしいよね
ht「とりあえず、医務室に戻って。」
「あの、皆さんは」
ht「いいから」
有無を言えず、彼に引っ張られるまま来た道を戻っていく。彼らは？聖女様は？
「聖女様は、無事ですか。皆さんもお怪我ありませんか」
ht「いいから。自分のことだけ考えてろ」
「…はい」
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あちき(プロフ) - 小豆さん» ありがとうございます！！ (12月29日 19時) (
レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 5章完結おめでとうございます！反応集も書いてくれてありがとうございます。とっても面白かったです!6章でも頑張って下さい!! (12月29日 16時) (レス) @page50 id: a88cfbd51d (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - かぜ。さん» えぇっ！ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月29日 10時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
かぜ。 - 初コメ失礼します！！物語が全部好きです！！こんなにハマった小説今までありませんでした！書き方から作り込まれた設定に世界観まで！とても好きです！！貴方様の小説とっても大好きなのでこれからも頑張ってください！！ (12月29日 10時) (レス) id: a4d5ca1fed (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - ビー玉さん» え！ありがとうございます😳💗 (12月28日 8時) (レス) id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちき
| 作者ホームページ：http://33550619
作成日時：2023年12月20日 23時
