82話 ページ32
kn「んで、残り入ってへんのがおすまんとA。」
kn「まぁ、あいつは男しか好きにならんから…襲われはしないやろ。しそうになったら叫べ」
kn「…ほんまは、俺がよかったんやけどな」
「…わかりました。」
これも彼らからの命令なら従わないといけない…。諦めてため息をひとつ吐く。最後の方は聞き取れなかったが声も小さかったから重要では無いのだろう。
荷台に向かって荷物を取る。パシャマではなく深夜でも動きやすい軽そうな服だ。これは明日のコーディネートにも
タオルもとって、オスマンさんの前に立つ。恥じらいは…ない訳では無いがそれよりもどうやって傷を隠すかが問題。
os「……」
【お風呂場】
「あ、よかった。」
どうやらお風呂場は二手に別れているらしい。そして湯船だけ一緒。なら私はシャワーだけ浴びて帰れば見られる必要も無いな。良かった
胸を撫でおろして、右側の方に向かうと…パシッと軽やかな音とともに腕が誰かに捕まえられた。え?
振り向けば、ニコニコしたいつものオスマンさんがいて。なぜ、と聞く前に彼は口を開く。
os「A、一緒に風呂入ろうな?」
「シャワーです」
os「お風呂場やと、お互い秘密隠せれんやろ?」
os「な?体にタオルは巻いていいから」
「ッ、!」
傷があるところを、撫でられた。え、もしかしてわかってるの?…たしかにオスマンさんの魔法は心を読むものだ…なら、今まで私の心ずっと読んでたってこと?
そんな、暇人なの?
os「暇人ちゃうわ」
os「…他の奴らにバレたくなかったら、きてめぅ」
「…」
手を離し、シャワーに向かう。湯気でのぼせたのか混乱しているだけなのかイマイチこの心を言語化することが出来ない。
os「…」
os「A、来たんやね」
俺が入って数分した頃、…全身にタオルを巻いたAがやってきた。Aに入るよう催促するが足湯でいいとタオルの下を見せない。
勿論、Aの傷は知っている。物にぶつかる度に傷のことを思い出してるからやで。でもなんでしてるんかはわからへん。絶対に1人の時しかしないもん
腕は体に沿うようにしてあり傷を見ることが出来ひん。辛いなぁ
os「A、入って。」
「タオルがもったいないです」
os「脱げばいいやん」
「流石に、裸を見せる訳には」
os「なら、入れば?俺が魔法で乾かすから」
「…」
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眼鏡 - 大好きです!(突然の告白)とても面白いです。更新、頑張ってください!応援してます。 (10月17日 9時) (レス) @page43 id: 7037305142 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 今日も更新ありがとうございます!夢主の心の変化が楽しみです。更新無理のない程度に頑張ってください! (10月16日 19時) (レス) @page43 id: e69af3f6e5 (このIDを非表示/違反報告)
でんじゃらす(プロフ) - コメント失礼します!いつも「聖女ちゃんかわいい報われて欲しいな〜」と楽しく読ませて頂いてます!更新頑張ってください! (10月16日 18時) (レス) id: 815ffd723f (このIDを非表示/違反報告)
あちき(プロフ) - shiroさん» ありがとうございます笑 (10月16日 8時) (レス) @page35 id: c587418d2f (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - キャラが確立されてて面白いです!最近の楽しみです笑 (10月16日 0時) (レス) @page35 id: 29afbe8bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちき | 作者ホームページ:http://33550619
作成日時:2023年10月10日 6時