たとえ聖女じゃなくても2【d!】

54話 ページ4

gr「だからこそ、失敗はありえない」
gr「…なら、何故あいつが来たと思う？」

tn「…この国に、必要やから、か」
gr「そうだ。聖女同様Aもこの国の一大事に必要な人物だった。」
gr「そして力があったから2人まとめて呼ぶことが出来た。」

gr「理屈が合うは思わないか」
tn「…やけど、Aの前の仕事ってただのカイシャイン？、兵士みたいなもんやろ？」
gr「仕事を全てやってのける兵士は俺も欲しいぞ」

os「俺も〜。【ぜーんぶ】してくれるんやろ？」
tn「………あ、」

叱った時の会話がフラッシュバックのように思い出させられる。確かにあいつならやりかねん。兄さんはため息を吐いて俺を睨んだ。

ni「俺、Aが仕事してんの知ってたんやけどさ」
tn「なんで教えてくれへんねん」
ni「面白そうだから」tn「しばくぞ」

ni「あいつ、やばいよ。わかんない単語も少し教えればすぐ飲み込むし何より生粋の効率厨」
ni「要らないものは構わず捨てれるし、捨て方も1番リスクが少ないものにできる」

ni「それが、あいつが買われた理由ちゃうん」
gr「…」

沈黙が走る。それを破ったのは総統でいつもと
同じトーンで俺らに指示を出す。

gr「Aを今すぐここに引っ張りたいのは山々だが」
gr「…怒り戸惑いに任せたお前は、絶対に飯とか指定した物以外を通さへん鍵にしたやろ」
tn「……」

gr「2日待ってもらうしかないわ」
os「はーー、絶対お前謝れよ」
tn「わかっとるわ…」

ni「鬱はどうするん」

兄さんが放った言葉に3人は顔を合わせる。
数秒の間の後、当然といいたげに彼を見つめて

gr、os、tn「新事実の手助けを感謝したあと、ぶん殴る」

ni「はい」

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