転入生のテスト・7 ページ35
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などと取り止めのない事を考えていると、隣から小さく息を吐く音がした。
思わず視線を向けると、椚先生がメガネを軽く押さえながら、
「有り難う御座いました、不陶さん。
……それと、一つ確認したいのですが……」
「え？ 何ですか？」
やっべ、私なんかミスったかな？？
と若干焦る内心を隠して答えると、椚先生は曖昧な表情で一度頷いてから、
「……今、貴女が歌っていた歌詞は、一体どこのものですか？
今使った曲は、そのPCに入っていたインスト曲でしょう？ 歌詞など元々何処にも無い筈ですが」
「え？ いや、どこも何も……」
椚先生の言葉に、周りが俄かにざわめき出した。
……あっれ。
もしかして、これ、なんか疑われてる感じ？
別の曲の歌詞を適当に使ったんじゃないか、って。
むう、失敬な。誰がそんな事するかよ。
少なくとも私は、『歌詞』については、わざわざ盗む必要なんかねえっつ〜の。
そんな憤りを隠しつつ、私はありのまま、正直に事実を述べる。
「――ただ
私の周囲にいる昔馴染み以外の皆が、何故か再び凍りつき、身じろぎすらしなくなった。
……え、なんで？？
++++++
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
メインストーリー編が思った以上に長丁場になってて、自分が1番びっくりしてます。原作沿いって難しい……。
でもまぁ終わりまでの大枠の展開はもう決まってますので、ヒマな時にボチボチ書き進めていけたらと。
今年も低速になりますが、どうぞよろしくお願いします。
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作者名：姫結 | 作成日時：2018年8月28日 13時
