転入生と侵入者 ページ2
とまぁ、そんなこんなで新入生ちゃんことさくやちゃんとの顔合わせも終え、私は帰路に着いていた。
今暮らしているのは、学院から徒歩10分圏内のマンション。
うちの兄貴が、わざわざ自ら保証人になってまで、私に半ば無理やり契約させた所だ。
このマンション、オートロックとか監視カメラとかの防犯面がしっかりしてるので、それで選んだんだろう。女子高生の一人暮らし、という事で、相当心配してくれたらしい。
その分、一高校生にはとんでもなく恐ろしい額の家賃なのだが、どうやら兄貴が勝手に払っているらしく、私の方に請求が来た事は一度もない。
有り難い話だが、ちょっと複雑だ。
まぁ仕方ないんだけどさ。私、まだ未成年だし。
でも正直、あんまり頼りたくないんだよなぁ、あの�猝簑蟷��瓩砲蓮帖帖�
「……ん？」
と、自分の部屋の前まで来てから、ふと気付いた。
「鍵、開いてる……？」
おかしいな。朝、ちゃんと確認して閉めたのに。
オートロックがあるとは言え、こっちのドアは普通のシリンダー錠。ピッキングで解錠されてもおかしくはない、けど。
「……ちょっとだけ見てみよっと……」
もしかしたら、私が閉めたと思っただけで、実際は忘れてたのかもしれないし。
音がしないように気を付けながら、ドアを静かに開けて中を見る。
玄関には、見慣れた茶のローファーが1足。
うん、普通の女子学生用のローファーだ。何の問題もない。
あるとすれば――それが私のではない、ということぐらいか。私のは黒色だし。
「……あの馬鹿」
そう溜め息をつきつつ、私は玄関に入り、ドアを後ろ手に閉めた。
大丈夫、�爛灰讚瓩賄ニ世任呂覆ぁ�
そんなのより、もっと厄介で、もっと面倒な――いわゆる『天災』みたいなナニカではあるのだけれども。
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姫結(プロフ) - あーりすさん» 有り難う御座います。仕事が多忙なのもあり、月1回更新出来ればいいかな……ぐらいの気持ちでダラダラ書いてますので、それでも大丈夫でしたら、これからも気長にお付き合い下さい。よろしくお願いします。 (2018年5月16日 18時) (
レス) id: 11e7a2152f (このIDを非表示/違反報告)
あーりす(プロフ) - え、なんで今まで赤星になってなかったのってくらい面白いです！！この小説見つけられてよかった！！更新FIGHTです、頑張ってください！ (2018年5月16日 18時) (レス) id: ab6d254405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫結 | 作成日時：2018年1月17日 17時
