転入生と幼馴染みpart�供�5 ページ13
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「昨日、君が、鬼龍と共に部室に来て……。
夢かと思ったんだ、最初は。普通科の君が、こんな所に来る筈が無いと。
……だが、気付いたら、机の上には手紙があって。見間違えようもない、君の筆跡だった」
少し俯きながら、斎宮くんはそう語る。
「仁兎達から聞いたよ。君が、『転入生』なのだね？ 普通科から選ばれた、『プロデュース科』のテスト生の……」
「うん。そういう事になってる」
そうか、と呟いて、斎宮くんは顔を上げた。
「……済まないね、不陶。『
「え？」
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戸惑う私を置いて、斎宮くんの言葉は続いていく。
「君が呼ばれた理由は分かっている。
君はこれから――新たな『革命』に巻き込まれるのだろう」
「新たな、『革命』？」
……なに、それ。
あんな、血で血を洗うような、皆がボロボロになるだけの『戦争』が、また起きるって言うの……？
「そうなるかは君次第だよ、『プロデューサー』」
血の気の引いた顔になってるだろう私を見ながら、斎宮くんが静かにそう言った。
「……私、次第？」
「ああ。『革命』自体は起きるよ、確実にね。いくらあの天祥院とは言え、こんな独裁体制がいつまでも続けられる筈が無い。だが、その『革命』の方向性を決めるのは君だ。君にしか、決められない」
「何で？ どうして、私なの？」
「簡単な事だよ、不陶。天祥院の『革命』を許容し、いち早く共鳴したのは、普通科だ。……君が『そうさせた』のだろう？ 他でもない、『普通科の魔女』たる君が」
「…………」
斎宮くんの言葉に、教室の皆がまたざわめき出した。
――『普通科の魔女』。
それは、いつしか呼ばれるようになっていた、私の二つ名だった。
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姫結(プロフ) - あーりすさん» 有り難う御座います。仕事が多忙なのもあり、月1回更新出来ればいいかな……ぐらいの気持ちでダラダラ書いてますので、それでも大丈夫でしたら、これからも気長にお付き合い下さい。よろしくお願いします。 (2018年5月16日 18時) (
レス) id: 11e7a2152f (このIDを非表示/違反報告)
あーりす(プロフ) - え、なんで今まで赤星になってなかったのってくらい面白いです！！この小説見つけられてよかった！！更新FIGHTです、頑張ってください！ (2018年5月16日 18時) (レス) id: ab6d254405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫結 | 作成日時：2018年1月17日 17時
