たっぷりおそまつ ページ4
最近カラ松がおかしい。
前から何処か演技に依存している感じはしていたけど。
何でそんなこと分かるんだって?
長男様舐めんなよ〜?
っていってもカラ松が着ている服。あの痛い革ジャンとクソタンクトップとか。
あれになんか秘密があんのかなぁーとか思った訳。で、着てみたんだよ。
ポケットに何か紙切れが入ってたからヘソクリかなぁなんて安易な気持ちで紙切れを出したんだ。
《俺は松野カラ松》
なんて書いてあって、
アイツ、いつの間にか自分を見失ってるんだ。
直感的にそう思った。
一応アイツの私物も見てみたら
手鏡にも
サングラスにも
雑誌にも
あんなことが書いてあって。
一番酷かったのはタンクトップ。
タンクトップには内側に紙切れが貼ってあって。
《松野カラ松は一週間後に自 殺する。》
やばい。
昨日洗濯物を畳んだのは俺。その時はこんな紙切れ無かった。
つまりこれは今日書いたこととなる、
やばい。やばい。やばい。
どうすればいい?
兄弟に伝えるべき?
それとも二人きりでカラ松を問い詰める?
辞めてくれよ。
俺達六つ子だろ?
1人でも欠けちゃダメだって。
ねぇやめてやめて
俺を独りぼっちにしないでくれ。
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Spica | 作成日時:2016年5月16日 9時