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5.肴に泣こうぞ。(カラ松side) ページ5
カラ松side
「……(人1)?
……寝てる、のか」
俺の胸の中で寝息をたてる(人1)の髪を、優しく撫でる。
___嗚呼、愛おしい。
幼馴染みであるこの(人1)を、兄弟皆はすっかり忘れていた。
今日だって、「(人1)が危ない」と言えば、
『…………(人1)って誰だっけ?』
……なんて、かえってきた。アリエナイ。許せない。
………………(人1)といられる時間は、そう長く無くなってしまった。
だが、その時間を一分一秒も無駄にしない。
俺たちのタイムリミット"3ヶ月"。
その間に(人1)の人生を、来世でも忘れられないものにかえてみせる。
………………だから、神様。
____もう少し、時間をください。
6.おんぼろ貨物に乗り合わせ、真っ暗駅の終点へ。→←4.肴に泣こうぞ。
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作者名:四ノ葉えまい | 作成日時:2018年5月1日 18時