モノクロ３＜ARS＞ (ページ41)

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智「犬に噛まれたと思えばいいって」

「そういう問題じゃありません…//」

智「Aが可愛いのがいけないんだってば」

“もっかいちゅーしよ”って私に近づいてくる智くん

やっぱりこんな時は潤くんの背中が頼りになる

潤「キスはダメだよ、リーダー」

智「…Aが妬かせるから」

「…妬く…？」

智くんに妬いてもらうことなんて、何もない

智くんの彼女でもなんでもないのに

翔「わかってないんだ？」

雅「俺もちゅーしたいなぁ～」

「…他の男の人とはキスできません」

ふっと和くんと目が合う

そうだった、和くんとはキスしたんだった

和くんが私をじいっと見て、意味ありげに口角をあげる

…かっこいい

あ

「…うちわ」

雅「うちわ？」

「あの…、和くんとか潤くんのかっこいい写真のうちわ…ってどこで売ってるんですか？」

ファンの子が持ってるの羨ましくて欲しいなって思ったんだった

和「俺のうちわが欲しいの？」

潤「俺のファンになった？(笑)」

「え、あ、//なんか、羨ましいな…って」

顔が熱くなる

私なんて、ファンの子に比べれば何にも嵐知らなくてすごく恥ずかしい

翔「そうやって、少しずつ俺らのファンになってほしいな」

雅「俺らのこと、好きになってほしい！」

「ふふ、もちろん好きですよ？」

智「意味ちげぇ…」

ぷぷって和くんが女の子みたいに笑った

和「Aには伝わりませんよ(笑)さ、夕飯の準備でもしましょ」

潤「A、お酒飲める？」

…お酒は、領から人前で飲むなって言われてる

特に男の人の前は絶対ダメだって

私、お酒飲みすぎると記憶が無くなるから、多分迷惑かけるんだと思う

「…飲めないです…」

潤「そっか(笑)」

智「A、こっちきて？ぎゅーしよ」

和「A 、おいで？」

「潤くんと料理作るので大丈夫です//」

急いで潤くんの手を引っ張ってキッチンに走る

ふう、と息をついて潤くんを振り向くと

なんだか普段あまり見ないような強ばった顔

「あ…、すみません、図々しかったですね」

ぱっと手を離すと

潤くんは私の肩を抱き寄せて呟いた

潤「A、あんまりドキドキさせないで」

潤くんには彼女いるのに？

私の方がドキドキしてるんだよ？

意味わかんない

少し不満な思いをしながら

久しぶりに皆の前で夕飯を作った

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