モノクロ３＜ARS＞ (ページ13)

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私の髪の毛を指に絡めたり梳いたりする感覚に

気持ちが良くて、意識がはっきりしてもまどろんでた

おでこに小さなキス

「…ふ、ふふ(笑)」

領「…Aの寝たふりがいつまで続くかなって見てた」

「…おはよ、領」

領「おはよう」

ぎゅっと抱きつくと

上半身何も着てない領の

見た目が華奢なのに筋肉質な体にドキッとする

領「ふふ、一緒にお風呂入ろうか」

おでこをこつんとぶつけて

今度は鼻の頭にキス

もう、ドキドキさせすぎ//

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「♪」

領「……泡ばっか」

後から入ってきた領が不満そうな声を出す

泡風呂好きなんだもん

領「まぁ、Aが可愛いからいいけど」

って湯船に入ってきた領は

後ろからぎゅって私を抱きしめた

もう何回も一緒に入ってるけどやっぱり緊張はする

だって、

しっとりした前髪から覗くやたら色っぽい瞳が私を捕まえるの

だから２回目から抱っこするなら後ろからにしてってお願いした

領「昨日、真夜中まで起きててくれてありがとう」

「誕生日のお祝いしたくて//」

領「それに可愛いAをいっぱい見たし、最高のプレゼントだよ」

「…//」

私を包む腕を泡の中でぺちんと叩いた

領との夜は

優しいのに意地悪で、甘いのに激しい

…気持ちいいけど//

領「今日は僕の誕生日だから、ホテル予約したよ」

「え…」

領「一緒に行きたいところがあるんだけど、ホテルに泊まった方が近いんだ」

「……ありがとう//」

一緒に行きたい、とか

安心させてくれる言葉をいつも言ってくれる

愛されてるのに不安になる

付き合いたては

その感情のせいでいっぱい迷惑かけたけど

やっぱり領も同じで

領がAだけだよって囁いてくれた日からずっと

領は私だけのものって安心できるの

くるんって向き合って

領のくちびるにキスを落としたら

領「…僕を煽るの好きなのかな」

“せっかく我慢してたのに”

そう呟いて私をぎゅっと捕まえた

「えっ、…やだ、//そんなつもりじゃ…ぁっ、領//」

領「そんなつもりに聞こえた」

思いがけず長風呂になっちゃったのは

少し反省…です…///

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