モノクロ３＜ARS＞ (ページ1)

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７１トマラナイ【A side】ページ1

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「まーくん…？」

最近、Aがキレイな気がする

いつも可愛いんだけど

可愛いを超してキレーっていうか…

「あの…まーくん？」

翔「お前Aのこと何無視してんの」

隣でゴツっと翔ちゃんに小突かれて

名前を呼ばれてたことに気づく

雅「な、なんでもないよ！」

潤「怪しいな(笑)」

今日はニノの誕生日以来久しぶりに５人で夕飯を食べてる

…っていうのも

明日から東京でイベントがあって

５人で朝から出発するって理由なんだけどね

「あの…口に合わなかったら残していいですよ…？」

しゅーんっとしちゃったA

うん、可愛い

んで綺麗

俺らより年下なのにおねーさんみたい

翔「いらないなら俺もらうからちょーだい？」

雅「全然欲しいし！食べるし！」

箸を伸ばしてきた翔ちゃんから慌てて逃げる

ｸｽｸｽ笑ってくれたAの横で大ちゃんが俺をちらりと見た

智「Aのことじっと見てた」

和「…うわっ、ヘンタイ」

雅「ちょ、ちが、ちげぇよ！！」

違くないけど！！

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この前のヨシザワクン事件(？)があってから

皆のAに対するスキンシップが激しい

Aはヨシザワクンは何でもないって言ってたけど

電話で楽しそうに話すAを見て

もやもやした

なんでもやもやしてんのかな俺

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Aと松潤が皿洗いをしてる間、俺らはこそこそ話し合い

翔「ねー、ドーム終わったら最終便とか終電で地方飛べないかな」

和「翔さん、ロケ巻くつもりですね」

雅「んーと、２泊３日を１泊２日にするってこと？」

翔「どうせ明日も帰ってすぐ寝て朝早いなら、早く終わらせるべきじゃね？」

和「そーですね、１泊分浮かせたいね」

翔「マネに言ってみるわ」

Aといたいだけ

でも、それを皆は絶対口に出さない

ナニかが壊れるのが怖いんだ

早速マネにスピーカーにして電話する翔ちゃん

翔「…ってことでできる？」

マ「…まぁできますが、いいんですか？」

翔「いいよ」

マ「本当に？」

翔「…だからいいんだって」

よくわかんないくらい念押ししてくるマネに

俺らもイライラした

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この時

全て何もかもわかってたら

俺たちが簡単に決めたことが

間違いって気づけたんだ

きっと俺以外の皆もそう思ってるよね？

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